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ケミトックス、中国製太陽電池の初期不良などを検査するサービスを開始

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太陽電池、高分子材料等の評価・試験を手がけるケミトックス(東京都)は、大量に太陽電池モジュールを購入・販売する企業やシステムインテグレーター等に代わって受入品の品質管理を行うサービスとして、「太陽電池モジュールの受入検査業務(IQC: Incoming Quality Control)」を開始すると発表した。

具体的には、I-V特性(電流-電圧特性)のほか、初期のセルのマイクロクラックを判別するためにEL検査を低価格で行い、初期不良や、火災等の安全性の面からもサポート。「IQCに多くの費用をかけられない」「結果が出た段階では既に何千枚も市場に出回ってしまう事態は避けたい」という声に対応し、より低価格と迅速な試験体制でISO/IEC 17025の米国A2LAの認証取得した品質管理のもと行う。中国などの海外モジュール製品には基本性能を満たしていない製品もあり、同サービスに期待が寄せられている。

同社は、太陽電池モジュールのIQC試験サービスのメニューとして、初期のセルのマイクロクラックを判別するためにEL検査(太陽電池のEL現象を利用してクラックなどを発見する方法)を推奨している。目視検査やI-V特性測定では検出できないマイクロクラックは、屋外で使用している間に本格的なクラックとなり、発電性能の低下だけでなく、火災等の安全性にも影響を与える原因となる。EL検査は、多くの場合、出荷検査として実施されるが、梱包、輸送という後工程でマイクロクラックが派生する場合もあり、IQCとして押さえるべきポイントとなる。

太陽電池モジュールは、太陽光発電システムの中でもシステム性能の根本となる部品であり、その発電量が基本性能となる。太陽電池モジュールを購入する側としては、メーカーの出荷検査データを確認することが品質管理の方法の一つだが、受入品の品質管理方法としては、モジュールメーカーの品質保証体制が充分に信頼できることが前提となる。

それ以外の場合、最終製品としての太陽光発電システムの性能を保証するためには、モジュールの受入検査を行う必要がある。基本性能を検査するには、温度管理された環境と規定の光源でI-V特性を測定することが必要であり、これらの試験装置を校正・維持管理することは、受入側にとっては多くの労力と経費が強いられるため課題になっている。

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