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京都府の下水処理施設で汚泥を燃料化 Jパワーなどがリサイクル事業

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京都府の下水処理施設で汚泥を燃料化 Jパワーなどがリサイクル事業

電源開発(Jパワー)は、京都府の下水処理施設において、低温炭化燃料製造技術を用いた下水汚泥燃料化リサイクル事業を開始する。共同企業体を設立し、施設の設計・施工・維持管理・運営・燃料化物販売・石炭火力での混焼利用まで一貫体制で本事業を実施する。

本事業は、京都府が桂川右岸流域下水道洛西浄化センター(京都府長岡京市)においてバイオマス資源である下水汚泥から燃料化物を製造し、石炭の代替燃料として有価で供給するもので、燃料化施設の設計・施工・維持管理運営・燃料化物買取りを一括して民間事業者に委託するDBO(Design:設計、Build:施工、Operate:運営)方式が採用されている。

Jパワーは、月島機械、日本メンテナスエンジニヤリング、バイオコールプラントサービスと共同企業体を設立し、本事業「桂川右岸流域下水道洛西浄化センター下水汚泥固形燃料事業」の事業契約を京都府と締結した。

9月4日、総合評価一般競争入札方式により、本事業の落札者に決定され、京都府と9月11日に仮契約を締結、10月3日の京都府議会の議決をもって本契約が成立した。

京都府「桂川右岸流域下水道洛西浄化センター下水汚泥固形燃料化事業」燃料化施設外観図

燃料化施設外観図

今後は、平成29年3月までに施設を設計・施工し、平成29年4月より平成49年3月までの20年間にわたり同施設の維持管理・運営及び燃料化物の買取りを行い、燃料化物はJパワーの石炭火力発電所において石炭と混焼利用する計画だ。

これによって、長期安定的な事業運営を展開し、下水汚泥の資源化を促進すると共に、温室効果ガスの削減による地球温暖化防止に貢献することを目的としている。

Jパワーは、広島市や熊本市の下水処理施設においても、同様のDBO式による、低温炭化燃料製造技術を用いた下水汚泥燃料化リサイクル事業に着手している。

低温炭化燃料製造技術は、Jパワー、月島機械、メタウォーターが共同で開発した技術。低温化とは、従来の高温炭化(炭化温度:600~800℃)と比較して低温域(炭化温度:250~350℃程度)で炭化を行うことで、炭化物の「高発熱量化」を図り、石炭混焼用燃料としての価値を高めた技術。低温炭化では、焼却処理や高温炭化、中温炭化と比較して温室効果ガスを大幅に低減することが可能で、炭化物の混焼利用も含めてCO2削減効果が非常に高いとされている。平成19年度末に日本下水道事業団との共同研究において同システムの技術評価が行なわれ、下水道事業における適用性に関して技術確認が完了している。

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