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セーラー万年筆、日本治水と提携し水処理装置事業に参入

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セーラー万年筆、日本治水と提携し水処理装置事業に参入

セーラー万年筆は、機械装置メーカーとしての経験を生かし、日本治水(宮崎県東諸県郡綾町)との包括的事業提携により新たに水処理装置事業に参入すると発表した。施設の水道の元栓に取り付けることで施設内の水環境を改善する装置「アクアセーラー」の販売を12月1日より開始する。

アクアセーラーは、天然石を特殊加工して製造したセラミックに水道を通すことで、水を抗酸化する装置。本装置を施設の水道の元栓に設置すると、施設全体の水道管のサビやスケール(炭酸カルシウム等)の付着を防ぎ、例えば、トイレの悪臭や汚れを予防し、台所のシンクも汚れにくくする効果が期待できる。

電気や薬剤を使わず、メンテナンスも不要なため、取り付け時のイニシャルコストだけで、ランニングコストは必要ない。導入により、水道管の取替え頻度を低減し、施設の水環境を清潔に保つことができる。

本装置は、特に配管が複雑な大型施設の場合、導入のコストパフォーマンスが高くなる。想定ユーザーとして、需要が高く、過去実績のある設置先として、ビル、マンション、病院、ホテル、遊園地・公園、工場、鉄道車両などをあげる。

販売目標は平成26年12月期において約3,000台。セーラー万年筆はマーケティングと販売を担当し、「アクアセーラー」の製造は日本治水が一貫して受け持つ。

今回の新規事業の開始について、セーラー万年筆は以下のように説明している。日本の公共水道システムのレベルは国際的にも高水準にあることが知られているが、一方で末端の一般住宅、ビル、マンション、医療機関、工場等に敷設された水道管など水処理装置の環境については多くの問題点が指摘されている。施設の老朽化などの原因で水道設備全体にサビや汚れなどの異物が蓄積し、水道管の故障や事故を引き起こして環境や人体に悪影響を及ぼす恐れが高いことがその代表例となる。

こうした問題については、理解はされていても、特に大型施設の水道管を取り替える工事には多額の費用と長い工期が必要で、解決策の実行については先延ばしされることが多いのが実情だった。同社はここに潜在的な有望市場があると判断し、市場のニーズを調査するとともに商品化を準備してきた。

もともと同社は1970年に工業用ロボットの製造販売を開始して以来、日本のロボット機器業界の草分けの一社として事業を継続・発展させてきた。この機械装置メーカーとしての経験を生かし、施設の水環境を根本的に、かつ高いコストパフォーマンスで改善するシステムを検討した結果、今回の「アクアセーラー」の商品化に至った。

この「アクアセーラー」は、水処理装置の専門メーカーである日本治水との包括的な事業提携で実現した。日本治水は研究開発型のメーカーで、複数の大学と技術開発や学会発表を重ね、水道管のサビや汚れを防止し身体への安全性も高い水処理装置「エルセ」の開発に成功した。この装置は、一般住宅をはじめ、ビル、マンション、病院、工場、鉄道車両など広範囲な分野の施設に実際に設置され、その性能と安全性が確認されている。

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