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名古屋のデータセンター、最新の空調技術で省エネを実現

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名古屋のデータセンター、最新の空調技術で省エネを実現

竹中工務店は、設計・施工を一貫して手掛けた中部地域最大級のデータセンター「ctcデータセンター名古屋丸の内」(名古屋市中区丸の内)が竣工したと発表した。

同データセンターは、サーバー室壁面から冷風を送り込んで冷却する「壁横吹き出し冷却方式」、湿度と温度の制御を別システムで稼働させる「潜顕熱分離方式」などの最新の技術を導入して、省エネルギー化を図ったのが特長。

今回、導入された省エネ技術は以下の通り。

【1】サーバー室内の空調システム

「壁横吹き出し冷却方式」+「ホットアイルのキャッピング」

  • 壁横吹出し冷却方式
    壁面の吹き出し開口部から、コールドアイル部分に冷気を送風することで、従来の床下送風方式よりも弱い風速で十分な冷却効果を得ることが可能となり動力が低減できる。
  • ホットアイルのキャッピング
    サーバー室をホットアイルとコールドアイルと呼ばれる2つの空間に分離し、サーバーから排出される暖気と、送風機の冷気の導線を物理的に区画する。

【2】ビルの空調システム

「潜顕熱分離方式」+「外気及びクールピット冷房」

  • 潜顕熱分離方式
    除湿を行う潜熱処理システムと、冷却して温度を下げる顕熱処理システムを分離してエネルギーを効率化する。
  • 外気及びクールピット冷房
    外気をビル横から吸い込み、気温や湿度が一定の地下部分のクールピット(免震層を利用)を通してサーバー室へ送り込むことで冷却する。

今回、竹中工務店が設計・施工を担ったため、実施設計期間中に、当初設計よりもエネルギー効率の高い最新技術を導入し、PUE(データセンターやサーバー室のエネルギー効率を示す指標の1つ)1.32以下という高い省エネ性能を実現した。

なお、同データセンターは、名古屋市中心部の津波や液状化のリスクが低いとされる地点に立地し、停電リスクの低い33kV特別高圧スポットネットワーク送電が地中ルートで提供されている。万が一の停電時にも、自家発電機による48時間以上の電力供給が可能な上、災害時には早期の電力復旧が期待できるエリアとなっている。

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