> > BEMS・BAS市場は5年後に20.4%増の565億円に(12年度比) 民間予測

BEMS・BAS市場は5年後に20.4%増の565億円に(12年度比) 民間予測

記事を保存
BEMS・BAS市場は5年後に20.4%増の565億円に(12年度比) 民間予測

国内のBEMS(ビルディング&エネルギー・マネジメント・システム)およびBAS(ビルディング・オートメーション・システム)市場は、2018年度にはメーカー販売金額ベースで、2012年度比20.4%増の565億円に拡大する見通し。

矢野経済研究所がBEMS・BAS市場を調査した結果として発表した。2018年度の同市場は、従来のオンサイト型BEMS・BASだけでなく、クラウド型BEMSのシステム形態が市場に定着することにより拡大すると予測する。

BASは、主にセントラル空調方式が採用される大型のビルや施設に導入して、空調機器や電力機器、照明機器、動力機器、セキュリティ機器の管理等を自動的に行なうシステムである。BASを導入することにより、設備機器の管理・制御を効率化できるため、BAS市場はビル建築市場とともに成長してきた。また、近年、ビルの省エネルギーニーズに対応するために、BASにBEMS機能も付加されてきた。

従来のBASやBEMSは、主に10000平方メートル以上の大規模ビルに導入され、建物内のクローズドシステム(オンサイト型)として運用されてきた。最近では、省エネルギーや節電要請の強化によって、10000平方メートル以下の中規模ビルにもBEMSを導入する動きが活発化している。ウェブ環境でサービスを提供するクラウド型BEMS 機能を導入することにより、ビルのエネルギー使用量を「見える化」して、効率的に空調機器や照明機器を運用・制御できる。

2012年度のBEMS・BAS市場規模は、メーカー販売金額ベースで469.3億円(前年度比5.9%増)と伸長した。大規模ビル用オンサイト型BEMS・BASが市場を下支えするとともに、中規模ビル用クラウド型BEMSが市場の裾野を拡大した。2013年度の同市場規模は、国の補助金活用もあって、514億円(前年度比9.5%増)とさらに拡大すると予測する。

注目すべき動向として、省エネルギーや節電要請の強化によって、これまでのように大規模ビルに導入するだけでなく、新たに中規模ビルにもBEMSを導入する動きが活発化していることをあげる。大規模ビルでは、システムの大型化と高度化により、BEMS・BASのシステム単価が増大している。また、中規模ビルでは、ビルの数がもともと多いことから、国の補助金をてこにBEMSアグリゲーター(エネルギー利用情報管理運営者)により需要開拓が進められ、BEMS導入システム数が拡大した。同補助金は2013年10 月で終了し、2014 年度は一旦市場が縮小するが、以降、中規模ビル用クラウド型BEMS は自立した市場として成長していくと予測する。

なお、本調査におけるBEMS・BAS市場とは、従来のBASに加え、BEMS機能を付加したBASや、ウエブ環境でサービスを提供するクラウド型BEMSも対象とした。

調査期間は2013年9月~11月。調査対象は計装メーカー、電機メーカー、ゼネコン・サブコン・エンジニアリング会社、設計事務所、デベロッパー。同社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用により、調査を実施した。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.