一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料 排気ガスを資源に

  • 印刷
  • 共有
※画像はイメージです
※画像はイメージです

京都大学は、混合ガスの中から一酸化炭素(CO)を高選択的に分離・回収できる多孔性材料の開発に成功したと発表した。本成果は、これまで利用できなかった排ガスを新たな資源として利用し、CO2削減にもつなげるものとして注目される。

今回開発した材料を実用化することで、これまで不可能であった工業生産ラインや自動車からの排ガスに含まれるCOの効率的分離による資源化や、シェールガス等から水蒸気改質プロセスで発生したCOガスの精製などの実現が期待される。水蒸気改質プロセスは、メタンから触媒を用いてCOと水素に分解するプロセスで、燃料電池等で水素を得るために用いられている。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事