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金属回収技術の特許、国内トップはJX日鉱日石金属

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金属回収技術の特許、国内トップはJX日鉱日石金属

特許分析サービスを手がけるパテント・リザルトは、日本で出願された金属回収技術について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめ、公表した。

その結果、「総合力ランキング」では、1位はJX日鉱日石金属、2位は住友金属鉱山、3位はDOWAグループ、4位は三井金属鉱業、5位は三菱マテリアルとなった。JX日鉱日石金属の有効特許件数は72件、住友金属鉱山は70件、DOWAグループは64件となっている。

電化製品や自動車等に使用される部品には多くの金属製品が含まれている。これらの金属にはレアメタル等の日本では採掘されていないものも多く含まれている。近年では産業廃棄物に含まれる金属資源が「都市鉱山」と呼ばれ、天然金属資源に乏しい日本では大きな注目を集めており、同時に金属を回収する技術の開発が活発化している。本調査では金属回収技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

総合力上位企業がどのような金属の回収技術に強みを持っているかを、特許分類の一つであるFターム(検索インデックス)を用いて調査した。出願件数が増加し始めた2006年以降の主な材料別出願件数を、総合力上位5社について各年ごとに集計したグラフを分析すると、2009年までは各社とも白金族や金を主流としていたが、2010年以降、JX日鉱日石金属、住友金属鉱山をはじめとする企業でニッケルやコバルトが急増している。これはリチウムイオン電池がモバイル用途から電気自動車等にも普及し始めた時期と合致しており、リチウムイオン電池の電極材料を回収する技術の開発が活発化していることを示している。

次に総合力上位5社に対し、「パテントスコア」に基づいた「パテントレイティング」の分布を材料別に集計した。総合力1位のJX日鉱日石金属は、希土類を除く、多くの金属材料に対する高評価特許を多数保有しており、総合力2位の住友金属鉱山はJX日鉱日石金属には見られなかった希土類に強みがある。そのほかDOWAグループ、三菱マテリアルは金、銀、銅に、三井金属鉱業はニッケル、コバルトに強みがあることが分かった。

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