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インドネシア大学で太陽熱利用空調システムの実証試験 燃料14%削減

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インドネシア大学で太陽熱利用空調システムの実証試験 燃料14%削減

川重冷熱工業は、インドネシア大学(インドネシア、デポック市)の構内において、ソーラーナチュラルチラー(ソーラー吸収冷温水機)を中心とした太陽熱利用空調システムの実証試験を開始すると発表した。

太陽熱利用空調システムは、太陽熱を回収するソーラーコレクターとその熱を利用して空調用冷水を供給するソーラーナチュラルチラー(80冷凍トン)で構成される。

同校の新築校舎に太陽熱利用空調システムを設置し、ソーラーコレクターが回収した熱でつくる90℃の温水をナチュラルチラーに投入することで、燃料消費量および温室効果ガスの排出を削減しつつ、校舎内の空調に利用する冷水を供給する。空調負荷が低い時間帯には、ソーラーコレクターからの温水だけで空調用冷水を供給が可能だ。

同社が開発したナチュラルチラーは、燃料にガス・油を利用するため、一般的な電気式空調機器に比べ電力使用量が低いうえ、太陽熱など再生エネルギーと組み合わせることで、化石燃料の消費を抑えることができる。これにより燃料を約14%削減でき、また、同容量の電気式冷凍機を設置した場合に比べ、約43%のCO2削減効果があり、燃料消費量および温室効果ガス排出の削減にも貢献するとしている。


本実証試験の期間は2015年3月までとなっており、このシステムの有効性について検証する。 

インドネシアは、年間5~6%の経済成長が続いており、エネルギー消費量が年々増加している。その大半は空調施設の電力使用によるもので、火力発電所から大量に排出される二酸化硫黄等による大気汚染の問題が深刻化している。

一方で、同国は気候変動対策にも積極的で、2020年までに自国内の温室効果ガス排出量を26%削減するとしており、省エネシステムの導入に高い関心が寄せられている。

 

本実証試験は、同社が環境省より受託した「平成25年度インドネシアにおけるコベネフィット型太陽熱利用空調システム技術協力委託業務」の一環として実施される。

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