環境省は、平成21年3月に策定した「温泉資源の保護に関するガイドライン」の改訂案を取りまとめて公表し、同案についてのパブリックコメントの募集を開始した。
今回の改訂における主な更新点は、「温泉の採取量に関する取り扱い」「条件付き許可」「大深度掘削泉について」「未利用源泉について」。また、「温泉採取制限事例」「影響調査事例」「長期モニタリング事例」「揚湯試験事例」「登録分析機関一覧」等についても更新を行った。意見募集期間は2月28日まで。
温泉法は、貴重な資源である温泉の保護を図るため、温泉をゆう出させる目的の掘削、増掘及び動力の装置を都道府県知事の許可制としている。掘削等の申請を受けて、都道府県知事は、温泉のゆう出量、温度又は成分に影響を及ぼすときには不許可にすることができる。また、温泉源保護のため必要な場合には都道府県知事が採取の制限を命ずることができるとしている。
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