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豊田通商、中国の自動車リサイクル事業に参入 規制強化での需要拡大狙う

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豊田通商、中国の自動車リサイクル事業に参入 規制強化での需要拡大狙う

豊田通商は、中国で日本企業として初めて、自動車解体リサイクル事業に参入すると発表した。同社は使用済み自動車解体業の昭和メタル(埼玉県越谷市)とともに、トヨタ自動車とも連携し、北京の使用済み自動車解体リサイクル会社へ経営参画した。

北京は、中国国内でも圧倒的な自動車の台数(2012年末 約520万台)を保有し、環境規制強化の面からも使用済み自動車(End of Life Vehicle=ELV)の増大が見込まれている。

今後の予定として、2月より「中国のELV解体モデル工場」を目指し、「環境、安全、高生産性」を念頭に先進的自動車解体リサイクル会社を運営する。また2月末には解体工場の開所式を北京にて予定している。

今回、両社が資本参画したのは、北京博瑞聯通汽車再循環利用科技有限公司(中国北京市)。資本金は11,66万6,000RMB(約2億円)。昨年12月30日までに、豊田通商グループが32%(豊田通商2%、豊田通商中国30%)、昭和メタルが8%を出資した。自動車販売業の北京祥龍博瑞汽車服務(集団)有限公司(中国北京市)が60%出資する。中国での自動車解体リサイクル業界への直接外資参入は本件が日本では初めての試みとなる。

豊田通商によると、現在、中国ではELVのリサイクル業界は、機械化の遅れや処理に伴う環境負荷が増大している状況にある。自動車保有台数の急増や、排ガス対策未対応の旧式車両のELV適正処理の必要性の増大などにより、2020年には現在の2倍以上の約1,000万台のELVが発生すると予想される。そのため、ELVの効率的かつ環境負荷を低減した処理が、社会的にも求められている。

豊田通商は、今回出資した会社を実施場所として、NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト/アジアにおける先進的な資源循環システム国際研究開発・実証/先進的自動車リサイクルシステム」を2012年3月より受託しており、先進設備導入によるリサイクル率の向上、大量処理などを目標として実証実験を行ってきた。なお、実証実験では、2013年4月より昭和メタルが現地での技術指導を実施している。

豊田通商はトヨタグループの総合商社。約40年前からELVのリサイクル事業に取り組み、日本国内にてELVリサイクルバリューチェーンを築いてきた。今回、北京市に設立するリサイクル工場を足がかりに、他地区においても数箇所のリサイクル会社への資本参加、もしくは設立を計画しており、中国においてもトップのELVリサイクル・バリューチェーンの構築を目指す考えだ。

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