仏重電大手アルストム、高電圧直流送電に使う遮断器のテスト運用に成功

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フランス企業、重電大手のアルストム(パリ)は、高電圧直流遮断器プロトタイプの、高電圧直流送電系統での実際の運用条件を再現した試験運用テストに成功したと発表した。

具体的には、標準的な雷インパルス電圧、10kAを超える過渡電流、さらには連続通電電流や過負荷電流による発熱に対する構造上の耐性確認を行い、開閉過渡電圧160kV、5,200A以上の遮断試験を行った結果、5.5ms以下で送電系統間の電流の遮断及び系統を切り離し、直流遮断器の最大の難問とされた課題をクリアした。電力の長距離輸送に必要とされる高電圧流を使用し、実系統の運用条件下での機器の動作を検証したことで、昨年3月にアルストム大電力試験場で実施した検証試験の有用性を実証する結果となった。

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