> > ナイトライド・セミコンダクター、世界最高出力のUV-LED面発光に成功

ナイトライド・セミコンダクター、世界最高出力のUV-LED面発光に成功

記事を保存
ナイトライド・セミコンダクター、世界最高出力のUV-LED面発光に成功

UV-LEDの製造・販売を手がけるナイトライド・セミコンダクター(徳島県)は、大面積UV-LEDの高効率面発光技術の低コスト量産実用化技術開発において、世界最高クラスのUV-LED面発光に成功した。

今回、半導体露光等に要求される平行光を得やすくするために、5mm×5mm、10mm×10mmサイズでの大面積でのUV発光を目標に開発が行われ、上下に電極を形成する1.05mm×1.05mmサイズのVチップを銅製基板上に高密度実装して高出力を達成した。

現在、半導体の露光用、樹脂を硬化する産業用光源として「紫外線(UV)ランプ」が使用されているが、効率が低い・寿命が短い・環境汚染物質の水銀を含む、などの問題がある。昨年、水俣市で開催された政府間協議「水銀に関する水俣条約」で、2020年までに水銀の製造・輸出・輸入を禁止する方向で合意がなされた。国連環境計画(UNEP)によると、人の活動で大気中に放出された水銀は2010年推定で1960トンに上る。また、日本は、金属精錬の過程で発生する水銀や乾電池、水銀ランプのリサイクルによって発生する水銀をインド、シンガポールへ年平均100トン以上輸出している。

製品の製造過程で大量に消費される紫外線ランプをUV-LEDに置き換えることで、消費電力7割以上削減、寿命は20倍以上、産業廃棄物を大幅に削減できる上、環境汚染物質の排出量も軽減できる。国内では電気料金値上げ等の影響もあり、現在、高出力のUV-LEDを望む声が強まっている。

現在、液晶パネル、半導体、樹脂硬化、UVインク硬化等の製造工程において大量に使用されるUVランプをUV-LEDに切り替える検討が進んでいるが、従来のUV-LEDは、出力の弱さや価格の高さがネックとなり切り替えが進んでいない。

たとえば、近年急速に普及しつつある3Dプリンターのうち樹脂硬化型のものはUVランプを使用しており、UV-LEDに切り替えることで、よりコンパクトな製品が実現できる。また、半導体露光機、樹脂硬化装置など大きな装置が卓上型サイズになり、中小企業、個人でも購入できる半導体製造装置が登場することも期待される。

なお、今回の開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によるベンチャー企業支援事業「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」として行われた。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.