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大阪ガス、吸音パネルに炭素繊維を利用 大気汚染物質&騒音を大きく低減

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大阪ガス、吸音パネルに炭素繊維を利用 大気汚染物質&騒音を大きく低減

大阪ガスは、炭素材料を用いて大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)と騒音を同時に低減する新型吸音板「NNCパネル(NOx&Noise Cut Panel)」を世界で初めて開発した。

NNCパネルの特徴

NNCパネルの特徴

同製品は、大気中のNOxを70%以上除去する性能と耐久性を両立した同社開発の「高活性炭素繊維(ACF)」に騒音低減性能を追加したもの。ACFで使われる活性炭素繊維自身が直径15ミクロンの微細な繊維で、従来のグラスウールなどの吸音材と同等の吸音性能を持つうえ、活性炭素繊維の形状を大気との接触面を増やすためにプリーツ状にし、さらに従来の吸音板の構造を改良することで、大気を内部に効率的に取り込めるようにした。これらによりNEXCOの基準値である2.5dbを大きく上回る33.3dBの騒音低減効果と高い大気浄化性能を同時に実現した。

なお、同製品は、国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所が施工する名古屋市の国道23号遮音壁に初採用された。今後も、子会社の大阪ガスエンジニアリングを通じて、高速道路や主要幹線道路の遮音壁など、大気浄化と騒音低減が必要とされる場所への販売を進めていく。

近年、PM2.5による健康影響が懸念されている。国内では、2009年に環境省からPM2.5の環境基準が制定され、さらに昨年、中国等からの越境汚染に対応すべく、注意喚起の暫定指針が示された。NOxはPM2.5の主要な原因物質で、効果的な低減方法が求められている。

大阪ガスグループは、炭素繊維をベースに有害物質などの吸着除去機能を付与した「活性炭素繊維」を浄水器カートリッジなどの用途で販売してきた。また、これら活性炭素繊維に表面処理と触媒機能を追加することでACFを開発し、大気浄化装置として販売を開始している。すでに大阪市内の国道43号や東京都板橋区、中国の清華大学などに試験的に導入されており、今後市場が拡大していくことが期待される。

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