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外部給電ができる燃料電池車「FCXクラリティ」 ホンダが大阪府などに納車

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外部給電ができる燃料電池車「FCXクラリティ」 ホンダが大阪府などに納車

ホンダは、25日、非常時に有用な外部給電機能を備えた燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」を、新たにさいたま市、神奈川県、大阪府に順次納車すると発表した。

同車両は、一般家庭のおよそ6日分の使用電力を供給できる、最大出力9kWの外部給電機能を装備した。

今後、各自治体での公用車としての用途に加え、外部給電機能を活かした災害時の電力供給対応の検証やイベントでの運用を通じて、外部給電機能を含めた燃料電池電気自動車の使い勝手、活用方法に関する各種データが、各自治体からホンダにフィードバックされる。同社では、このデータをもとに、燃料電池電気自動車の活用方法を検証し、量産化と普及に向けた研究開発に活かしていく考えだ。

「FCXクラリティ」は、燃料電池に水素と酸素を取り込んで化学反応を起し電気を発生させ、その電気でモーターを回して走る燃料電池自動車(FCV)。FCVは走行時にはCO2を一切排出せず、エネルギー効率も高いことから、究極のエコカーと目されている。政府は、省エネルギー・地球温暖化対策に寄与することが期待される燃料電池自動車について、2015年から市場に本格導入する方針を示している。

FCXクラリティの外部給電機能

ホンダは、かねてより化石燃料の代替、排出ガスの削減、地球温暖化への影響の低減という観点から、燃料電池を将来の究極のクリーンパワーととらえ、積極的に開発を行ってきた。昨年4月からは経済産業省の「スマートコミュニティー実証」事業の一環として、電力ピークカットに貢献する電力平準化の新たな方法として、「北九州市環境ミュージアム」の敷地内にある「北九州エコハウス」に「FCXクラリティ」から電力を供給するV2H(Vehicle to Home)実証実験に実施。また、今年2月には、福岡県北九州市が取り組んでいる「北九州スマートコミュニティ創造事業」における共同実証実験として、「FCXクラリティ」から公共施設へ非常用電力を供給する実験を行っている。

ホンダは外部給電機能という新たな価値を備えた燃料電池電気自動車の普及と、クリーンで持続的な水素社会の実現に取り組んでいく考えだ。

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