三井物産、微生物によるガス発酵技術開発を行う米国ベンチャーに出資

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※画像はイメージです
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三井物産は、アメリカの技術開発ベンチャー企業LanzaTech社(LT社)の増資に応じ、2,000万米ドルの引き受けを実施した。この出資を機に、LT社への取締役や出向者を派遣し、パートナーとして同社技術のマーケティングから事業展開、製品のオフテイクまで多角的に関わることで、環境負荷の高い排ガスから次世代バイオ燃料・化学品を生産する新たなビジネスの創造を目指す。なお、三井物産は今回の増資(総額6,000万米ドル)のリードインベスター。

LT社は、一酸化炭素(CO)や二酸化炭素(CO2)を含むガスを微生物による発酵により、エタノールやブタジエンといった燃料・化学品に転換するユニークな処理法を開発し、当該技術のライセンス供与のビジネス化に取り組んでいる。また、製鉄所からの排ガス(主にCOと水素)からエタノールを製造する技術に関して、2012年に中国でデモンストレーションプラントによる実証を完了し、世界初となる、排ガスの微生物発酵技術の商業プロジェクトの立ち上げに取り組み、2015年の操業開始を目指している。

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