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トレーラーの水素容器圧力基準が45MPaに改正 燃料電池車普及に一歩前進

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トレーラーの水素容器圧力基準が45MPaに改正 燃料電池車普及に一歩前進

経産省は、2015年の燃料電池自動車の本格的な普及に向け、圧縮水素を運送するためのトレーラーが、一度により多くの圧縮水素を輸送できるようにするため、高圧ガス保安法に基づく容器保安規則及び、容器保安規則に基づき表示等の細目、容器再検査の方法を定める告示を改正したと発表した。

本改正により、現状の輸送時の圧縮水素の最高充填圧力35メガパスカルが、45メガパスカルまで引き上げられ、燃料電池自動車及び水素スタンドの実用性と利便性が高まることが期待される。

本改正の内容は下記の通りとなっている。

(1)45メガパスカル圧縮水素運送自動車用容器の基準化

  1. 附属配管に係る改正(容器則)
    高圧ガス運送自動車用容器等の附属配管に、高圧の水素を扱うことによる水素脆化(すいそぜいか)への配慮から、適切な材料を使用するよう条件を追加する。
  2. 圧縮水素運送自動車用容器及び附属品の容器再検査及び附属品再検査における漏えい試験に係る改正(容器則細目告示)
    最高充塡圧力が35メガパスカルを超えるものについては、ガス検知器を使用する方法だけに限定し、このガス検知器の検出感度を上げる。
  3. 一般財団法人石油エネルギー技術センター基準「圧縮水素運送自動車用容器の技術基準(JPEC-S 0005[2013])」の例示基準への取込み等(例示基準)
    本改正に伴い、併せて最高充塡圧力が45メガパスカル用の圧縮水素運送自動車用容器の技術基準を例示基準として取り込むとともに、高圧の水素を使うことによる水素脆化への配慮から、材料の基準を追加する。

(2)圧縮水素自動車燃料装置用容器等の容器再検査の期間の延長(容器則)

経過年数4年を超えるものの容器再検査の期間を「2年1月」から「2年2月」に改正する。

(3)車載容器総括証票に対するガスの種類の記載の追加(容器則細目告示)

車載容器総括証票に「充塡すべきガスの名称」の欄を追加する。

同省は、2015年の燃料電池自動車及び水素スタンドの本格的な普及開始に向け、安全性の確保を前提として、様々な技術基準の改正等を行っている。本改正は、 圧縮水素の運送トレーラー用の容器について、一度に圧縮水素を輸送する量を増やしたいという産業界からのニーズなどを受けて実施された。

【参考】
経済産業省 - 燃料電池自動車の普及促進策!圧縮水素運送自動車用容器の技術基準を改正しました

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