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東京都・新丸ビルの電力、半分が木質バイオマス・バイオガス・太陽光発電に

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東京都・新丸ビルの電力、半分が木質バイオマス・バイオガス・太陽光発電に

エナリス(東京都)は、三菱地所と新丸ビルにおける電力代理購入サービス契約を締結し、一般電気事業者と新電力による部分供給スキームを活用し、4月1日より新丸の内ビルディング(新丸ビル)の契約電力の約半分に相当する電力を再生可能エネルギー(木質バイオマス発電、バイオガス発電、太陽光発電)でまかなう低炭素電力販売を開始した。

新丸ビル向けに供給される再生可能エネルギーは、ウッティかわい(岩手県)が岩手県宮古市に建設した「木質バイオマス発電」、バイオエナジーが丸の内エリアの三菱地所所有のビルなどから排出される食品廃棄物から発電を行う「バイオガス発電」、三菱地所がちばリサーチパークに設置した「太陽光発電」。

新丸ビルの契約電力の内訳並びに使用イメージ

新丸ビルの契約電力の内訳並びに使用イメージ

これらの電源は、環境負荷の低減に加え、「震災復興支援」「循環型社会の構築」「自産自消によるエネルギー効率の向上」にも貢献。また、同電源は2015年度から運用開始が予定される東京都環境確保条例・排出総量削減義務「第2計画期間」における「低炭素電力」に認可される見込み。

なお、ウッティかわいのバイオマス発電所は、東日本大震災後に政府によって予算付けされた復興関連事業のうち唯一のバイオマス発電事業。エナリスは、同事業に対して企画・検討段階から関与してきた。

新丸ビル

また、エナリスは、集合マンション向けエネルギーマネジメント事業の強化のため、電力一括受電事業を手掛ける日本電力(神戸市)を子会社化することを4月1日に発表。これにより電力一括受電サービスにおける顧客基盤の拡大が見込まれ、事業展開を加速させたい考えだ。

さらに、エナリスは、自社開発した太陽光発電所を包括提携先であるグリムスに3月31に売却したと発表した。グリムスとの協業は、これまで代理購入サービスの代理店として主にエネルギーマネジメント事業において進めてきたが、今後は再生可能エネルギー開発事業においての協業も模索することとし、第1弾として神奈川県内にある太陽光発電所4基を売却した。グリムスの新規の太陽光発電所の建設に関して、エナリスがその工事を請け負う計画もあり、今後具体化していく予定。

なお、「部分供給スキーム」は、1つの需要家に対して、2つの電力会社(例えば新電力と一般電気事業者)が電力の供給を行うこと。「低炭素電力」は、事業所の「低炭素電力の供給事業者」選択行動を促すために東京都環境局が新たに設ける制度。同制度を活用することにより、事業者はCO2排出係数の小さい低炭素な電源を選択することで、エネルギー使用量を削減せずに、CO2排出量を削減することが可能となる。

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