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ZEエナジー、小型木質バイオマス発電装置を公開 採算性で事業化可能に

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バイオマス発電事業を手がけるZEエナジー(東京都港区)は、7日、林野庁補助事業において、安定的な発電を確認した同社開発のコンパ クトタイプの木質バイオマス発電装置のデモ機を、富山県小矢部市にて、2014年5月中旬より公開すると発表した。

本発電装置は、製材工場の残材や住宅解体材、森林由来の間伐材など地域の未利用資源を利用して発電を行う国内製の小型タイプの木質バイオマス発電装置。同社は特許技術を搭載した本装置を「コンパクトバイオマス」と名付けている。

コンパクトな設備規模により、民間企業や地方自治体などでも比較的簡単に導入可能であり、地球温暖化や廃棄物の問題への対応として環境面で優れている。また、発電効率がよく採算性のある木質バイオマス発電の事業化が実現することで、公共施設での電力活用や、地元林業の再生、資源の収集や運搬、供給・利用施設の管理運営など、新しい産業と雇用が創られ、地産地消や地方の地域活性化を促すことも可能となる。

同社は、小規模分散型発電を可能にしエネルギーと廃棄物の地産地消を実現するシステムと説明している。

同社は、木質バイオマス発電の事業化に向けた新たな技術開発およびその実証を行うことを目的とした、平成25年度林野庁補助事業「木質バイオマス産業化促進事業」において、実証機による実運用を想定した発電テストを実施。本実証では、燃料に利用した木質ペレットとコーンコブミール(とうもろこし穂軸粉末)ペレットの2種類のペレットでは、ともに安定したガスの生成と発電に成功し、3月27日に林野庁への実証事業最終報告を行った。

本実証機は木質ペレット・ウッドチップ・農業残さペレットの燃料に対応可。ガス化方式は熱分解(同社の特許技術を搭載した)。稼働必要電力は24kWで、発電量は180kW/h。また、本実証ではタール・木酢液の発生が抑えられている燃料ガスを生成すること、また、原料として木質チップ(破砕・切削)に樹皮、枝葉が混入した状態であっても熱量を確保することを確認した。

今までは最低5メガクラスの大型発電所の建設しか採算性の面で実現できなかった発電事業を、コンパクトバイオマスガス化発電装置の効率性を高めることにより、山間部での小規模分散型発電が可能となる。これにより、間伐材や未利用材を利用した地産地消モデルの建設が全国展開していくことが期待される。また、排熱を最大限利用したバイナリーやスターリングエンジンの発電のみではなく、熱利用まで含めることで山の資源を最大限地域で利用した展開が可能となり、採算面でも十分にメリットが出ることが予測される。

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