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岐阜県でシーテック初の小水力発電 工期が短いダムの維持流量発電所

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岐阜県でシーテック初の小水力発電 工期が短いダムの維持流量発電所

発電所イメージ図

中部電力グループのシーテック(愛知県名古屋市)は、21日、中部電力の秋神ダム(岐阜県高山市)直下に、ダムの落差と河川環境を維持するための放流水を有効利用した維持流量発電所「秋神水力発電所」を開発すると発表した。同社にとって初の水力発電事業となる。

秋神水力発電所は、既設維持放流管から分岐して新設する発電用水圧鉄管に維持放流水を導水して、新設する水車・発電機にて発電する。発電後の流水は現状と同様に既設排砂路に放流する。維持流量発電所は再生可能エネルギーの一層の推進につながるとともに、小規模な設備建設で済むことから、早期の開発が可能。

発電出力は290kW。想定年間発電量は約133万kWhで、これは一般家庭約370世帯分の年間使用電力量に相当する。年間CO2削減量は年間700トン程度を見込む。2016年4月の運転開始を目指し、2015年9月に着工する予定。

シーテックと中部電力は、21日、秋神ダムの設備を利用した水力発電事業に関する基本協定を締結した。今回締結した基本協定は、シーテックが秋神水力発電所を開発・運営するにあたって、中部電力の設備を利用することから、設備の所有・管理区分や、発電に関する管理や運用の基本方針などを定めたもの。今後、地元住民や関係各所の理解と協力を得ながら開発を進めていく。

シーテックは、中部電力グループの中核企業として、電力・情報通信・土木建築部門の建設・保守業務を手がけている。近年は、風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組んでいる。

水力発電は、再生可能エネルギーの中でも安定した発電電力量を期待できることから、今後も中部電力グループ一体となって、一般水力や維持流量発電の継続的な開発に努めていくとしている。

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