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「オウムガイの殻」をヒントにした小型風力発電機 風速5mで平均1,500kWh

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「オウムガイの殻」をヒントにした小型風力発電機 風速5mで平均1,500kWh

オランダ・ロッテルダムにある研究・開発企業the Archimedesは、27日、住宅向けに新しいタイプの高効率な小型風力発電タービン「Liam F1 Urban Wind Turbine」を開発したと発表した。

本風力タービンは、貝殻にも似たスクリュー型のユニークな形状をしている。この形状により、従来の風力タービンより、風を利用して多くのエネルギーを取り出すことができるという。

同社の風力タービンを開発するマリヌス・ミーレメット氏が、オウムガイの殻の形状、アルキメデスの理論、独自の数学を組み合わせることによって、抵抗が少なく、騒音をほとんど発生しない、新しいタービンとして開発した。

本風力タービンは、風速5m/s(メートル/秒)で平均1,500kWhを発電し、これにより一般家庭の電力消費量の半分に相当する電力を生み出すことができるという。同社は「屋上に設置された太陽光パネルと組み合わせれば、住宅はそのエネルギー需要を完全に自給することができる」と説明している。

現在の住宅では、エネルギーを生み出す目的で風力タービンを使っている例は少ない。同社では、その理由のひとつとして、現在の風力タービンの発電収率が極めて低く(平均25%)、ブレードから発する騒音が余りにも大きいことをあげる。これらの問題を解消するため、本風力タービンを開発した。

スクリュー形状の本風力タービンは、ペナント(吹き流しのような眺めの三角旗)が風になびくように、風を最適の位置に自動的に合わせ、それによって最大限の収率を生み出す。ミーレメット氏によると、収率は最高80%となるという。

この風力タービンは、27日、40カ国余りから集まる報道関係者と一般関係者に公表された。同社では、このスクリュー型の風力タービンを応用し、ボート、外灯柱、水中で使う小型のタービンの開発に着手している。

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