> > 兵庫県の廃校になった小学校体育館、植物工場に変身 7月から野菜を出荷

兵庫県の廃校になった小学校体育館、植物工場に変身 7月から野菜を出荷

記事を保存
兵庫県の廃校になった小学校体育館、植物工場に変身 7月から野菜を出荷

オリックス不動産(東京都港区)は、兵庫県養父(やぶ)市で廃校となった旧南谷小学校の体育館内において、建設を進めていた完全人工光型植物工場が3月に竣工し、17日に初収穫を行い、7月1日からリーフレタスなどの出荷を開始すると発表した。

本事業は、関西学院大学総合政策学部と養父市の協力を得て実施する、同市初の産官学連携事業となる。廃校を有効活用することで、過疎化する地方に新たな雇用を生み、地域の活性化にもつなげる。

生産品目はリーフレタス(フリルレタス、サニーレタス、プリーツレタス)、サンチュなど計4種類。1日あたり約3,000株、年間約100万株(84トン)の生産体制を目指す。生産した野菜は、オリックスグループの全国支店ネットワークを活用した外食産業や食品スーパーなどへの販売や、オリックスグループが運営する宿泊施設で提供する。

本植物工場は鉄骨造・地上2階建で、床面積は約482平方メートル(約146坪)。施設内の栽培棚数は11列8段式で、高さは7m。運営はオリックス不動産が100%出資するOAファームが行う。栽培、設備ノウハウは、30年にわたり植物工場の研究、開発実績を持つ森久エンジニアリング(兵庫県神戸市)等との事業協力により提供される。小面積で高収穫、無農薬栽培、蛍光灯を光源とした同社の反射板特許技術を使用する。

今回の取り組みでは、兵庫県養父市から廃校となった旧南谷小学校を賃借し、体育館内に完全人工光型植物工場を建設、運営し、リーフレタスなどを栽培するもの。

過疎地域の人口減少などの問題に対し地域活性化の観点で支援や研究を行っている、関西学院大学総合政策学部と、廃校の有効活用を積極的に推進している養父やぶ市と、オリックス不動産による産官学連携の取り組みとなる。

養父レタス工場内 栽培の様子

完全人工光型植物工場でのリーフレタスなどの栽培は、外気を遮断し無農薬での栽培が可能で、異物混入のリスクが少なく、季節や天候などの影響を受けにくいことが特徴。このため、洗浄工程コストが削減でき、環境負荷の低減や、栄養価を保つメリットがある。また、連作障害の心配がないことから、多段(8段)栽培により高効率で安定的な生産ができる。

昨今の農業従事者の高齢化や後継者不足によりレタスなどの生産量は今後減少が懸念されている。また、近年の異常気象を受けたレタスなどの価格高騰やPM2.5などの影響により食の安全性も不安視されていることから、外食産業などからは季節や天候などの影響を受けない安定価格、安定供給による調達ニーズが高まっている。

【参考】
兵庫県の廃校を植物工場に オリックス不動産が建設・運営

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.