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風力発電、国内は新規導入量伸びず 一方、国産機は29基増える

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2013年度末での国内における風力発電設備の導入量は、総設備容量で約271万kW(前年比2.4%増)、総設置基数は1,935基(同1.2%増)だった。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が、25日、国内の風力発電設備の導入実績について、1990年度から2013年度末まで調査した結果を発表した。

2013年度の新規導入量(撤去分は除く)は総設備容量で6万7,875kW(前年比77.3%)、設置基数で33基(同68.6%)。年度別にみると2001年以降で最も少ない導入量となった。

一方、世界風力会議のレポートによると、2013年の世界の風力発電総設備容量(年間)は、前年の28万3,194MWから31万8,105MWに達し、2012年比で12.3%の増加になった。2013年に新規導入された設備容量は3万5,289MWを超え、5年連続で3万5千MWを超える導入量となった。しかし、昨年度と比較した増加率は初めてマイナスとなった。

その他、本レポートの概要は以下の通り。

日本における風力発電の状況

●2013年度は新規導入の約9割が国産機

設備容量で見た国産機割合は、2006年度から横ばい傾向だったが、2013年度は国産機の導入が進み約73万kWの26.9%まで上昇している。単年度でみると2013年度導入分は約6万4千kWで、約94.3%を占め、ほとんどが国産機となっている。基数で見た国産機割合でも、設備容量と同様に2006年度から横ばい傾向だったが、2013年度は29基増え、累計575基となっている。単年度でみると2013年度導入分のうち87.9%を占め、ほとんどが国産機となっている。

●風車は大型化、1基での設置が増加

風車の発電出力階級別で導入量の推移を見てみると、2004年度以降では全体の7割以上が1,000kWクラス以上の風車を導入して、さらに2009年度以降は、2,000kWクラス以上の風車の割合が半数以上を占めている。これらのことが、風車1基当たりの平均設備容量の増加に現れている。これまでの累計導入量について設備容量を設置基数で割って見ると、1基当たりの平均設備容量は増加傾向にあり、風車の大型化が進んでいる。

1事業者当たりの風車設置基数で導入事業件数の推移を見てみると、1999年度以降は複数基のサイトの割合が増加し、風車の大型化とともにウインドファーム化が進んでいることがわかる。一方、2011年度以降では10基以上のウインドファームが年1~2件と少なくなっている。2013年度はその傾向がさらに顕著となり、1基での設置が19件中16件となっている。

●都道府県別トップは青森県

都道府県別の2012年度末と2013年度末の設備容量及び2013年度末の設置基数をみると、いずれもトップは青森県、2位は北海道、3位は鹿児島県となっている。

世界における風力発電の状況

●導入量トップは中国、日本は18位

2013年末の累積導入量を総設備容量ベースで国別にみたとき、トップが中国で91,412MW(28.7%)。続いて、アメリカ61,091MW(19.2%)、ドイツ34,250MW(10.8%)、スペイン22,959MW(7.2%)、そしてインド20,150MW(6.3%)となっている。日本は、2,661MWで世界全体の0.8%を占め、18位に位置している。

【参考】
NEDO - 日本における風力発電設備・導入実績

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