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JOGMEC、ヘリでの地熱資源探査2回目 九州2地域で国内初手法を採用

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JOGMEC、ヘリでの地熱資源探査2回目 九州2地域で国内初手法を採用

JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)は、7月下旬から九州の「くじゅう」(大分県・熊本県)及び「霧島」(鹿児島県・宮崎県)の2地域において、地熱資源ポテンシャル評価の効率化、広域調査の高精度化をめざし、国内初のヘリコプターによる「時間領域空中電磁法探査」を実施する。

本調査は昨年度より両地域において開始した、ヘリコプターを用いた空中物理探査「地熱資源ポテンシャル調査」の一環として行うもの。

くじゅう地域の調査時期は7月下旬~8月上旬。調査地域の面積は約380平方キロメートル、霧島地域の調査時期は8月中旬で、調査地域の面積は約130平方キロメートル。

日本には地熱資源の賦存が見込まれながらも、具体的な調査が不十分な地域が多く存在するため、開発を促進するための調査を効率的に行うことが急務となっている。

本調査では、ヘリコプターを用いた空中物理探査として、ヘリコプター内に計測機器を搭載し、約150mの上空から地下の岩石密度分布を測定する「空中重力偏差探査」、ヘリコプターから計測機器を吊り下げて、地下の岩石の電気抵抗分布を測定する「空中電磁探査/空中磁気探査」の調査手法を用いる。

今回開始するヘリコプターによる「時間領域空中電磁法探査」は、国内で初めて実施される地下の電気的な構造を調べるもので、測定条件が整えば地下500m程度までの測定が可能であり、地熱資源につながる情報が得られると期待される。

「空中重力偏差法探査」は昨年実施。これにより、広域的な地質構造の把握のための重力分布がこれまでの調査より精緻に把握できており、今回新たに行う「時間領域空中電磁法探査」と「空中磁気探査」の結果の他、既存のデータや文献と併せて総合的に解釈することで、地熱ポテンシャルの評価を効率的に精度よく行うことをめざす。

地熱資源ポテンシャルが高く、かつ既往調査が多く行われている両地域で調査を行い、地熱資源ポテンシャルの評価に有益な手法であることを確認した後は、順次、各地で実施していく方針だ。

また、得られた調査結果は、地すべり、火山活動等の災害対策や温泉資源把握等の用途にも有用と考えられ、関係省庁や関係自治体、大学等研究機関などに提供していく。

【参考】
JOGMEC - 国内初のヘリコプターによる「時間領域空中電磁法探査」を実施

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