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石川県金沢市、一般廃棄物焼却施設を省エネ化 CO2排出量が年間8%削減

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三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング(神奈川県/MHIEC)は、金沢市から、一般廃棄物焼却施設「東部環境エネルギーセンター」の基幹的設備改良工事を受注した。処理能力250トン/日のストーカ式焼却炉設備を改修し、延命措置を講じるとともに省エネルギー化を図る。

今回は、余熱利用設備、焼却設備、焼却ガス冷却設備、排ガス処理設備などを対象に、主要機器の更新と改造を行う。また、MHIECが特許を持つ安定燃焼に寄与する「燃焼制御方法」を採用することで、高温燃焼技術や低空気比運転達成により排ガス量を減らして消費電力を削減する。さらに、各種高効率モーターを採用することなどにより省エネ化を図り、CO2排出量を年間8%(約277トン)以上削減する。完成は2017年3月の予定。

同施設は、三菱重工業の設計施工により1991年3月に完成したもの。処理能力125トン/日のストーカ炉2基と関連設備で構成されており、発電能力は3,000kW。ストーカ式焼却炉は、耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる焼却炉で、一般廃棄物焼却炉の主流。

一般廃棄物焼却施設を長寿命化するとともに温暖化対策も施す改修・改良工事は、財政難で新規施設の建設が難しい地方自治体の状況を反映して増加傾向にある。加えて、国が2010年度に関連する交付金制度を創設したことで、さらに活発化している。この交付金制度では、一般廃棄物処理施設の長寿命化と温暖化対策を推進する市町村に対して、CO2削減率に応じて事業費の1/2もしくは1/3が交付される。

MHIECは、三菱重工が長年培ってきた環境装置分野の技術開発力と国内外を含めた豊富な廃棄物処理施設の建設・運営ノウハウを2008年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営まで含めた総合的ソリューション提案力を強みとしている。今回の受注とこれまでの実績をベースに、既存廃棄物処理施設の省エネ化や安定稼動の維持・向上、さらに維持管理費などを含めたライフサイクルコスト低減に向けた提案を積極的に推進し、受注拡大を図りたい考えだ。

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