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家庭用LED照明器具、JIS規格に追加 光束・配光特性などを規定

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経済産業省は、家庭の主照明に使用する照明器具を規定した日本工業規格(JIS)の適用範囲を8月20日付で改正し、新たに「家庭用LED照明器具」を含めることとした。これまでは蛍光ランプを光源とする照明器具だけを対象としていたが、急速に導入が進んでいるLEDを光源とした照明器具を加えることで、消費者が購入時に安心して選択でき、かつ適正な性能の製品が普及することが期待される。

同省は今月、9件の制定及び16件の改正を行った。なかでもLED照明に対応した家庭用照明器具の改正は、特に重要としている。家庭用照明器具のJIS規格改正のポイントは以下の通り。

【1】適用対象製品

当該規格が適用範囲とする家庭用の照明器具は、差込みプラグ、引掛シーリングローゼットなどによって電源への接続ができ、多くの場合は一般消費者が店頭で購入して自分で取り付けている。このような照明器具の中で、天井に直付けする照明器具はシーリングライトと称され、住宅の居室の主照明として多く用いられている。その他、吊り下げ(ペンダント)形のものもある。

【2】部品への要求事項

LED照明器具に使用する光源、LEDモジュール用制御装置など、照明器具に用いる部品に対する要求事項を明記した。

【3】光特性

LED照明器具については、光束、配光特性、相関色温度、平均演色評価数Raなど従来の蛍光ランプとは異なるLED光源に特有な試験項目を規定するJIS C8105-3の箇条を引用して、光特性の規定をした。

【4】安全表示

照明器具を長期間使用する場合の安全に関する注意の表示に対して、旧規格でも照明器具には寿命がある旨の表示を参考として記載していたが、交換時期が8~10年を超える長期間の使用を意図した照明器具についての記載を追加した。

【5】家庭用照明器具固有の試験

安全に関わる試験は、IEC規格に整合する安全規格を引用しているが、わが国の住宅で広く使われるつり下げ形器具の温度試験の方法については、詳細な試験方法を明確にするため、改正前に引き続き、この規格にて規定をしている。

日本工業規格(JIS)は、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定されるわが国の国家規格。JIS規格では、製品の種類・寸法、品質・性能や安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、鉱工業製品の生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられている。

【参考】
経済産業省 - 日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成26年8月分)

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