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廃棄物処分場など大規模な廃水処理向けの装置 アンモニア性窒素を無害化

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廃棄物処分場など大規模な廃水処理向けの装置 アンモニア性窒素を無害化

日立パワーソリューションズは、廃棄物最終処分場などの大規模な廃水処理に対応し、外的環境に影響を受けることなく、安定的に効率良くアンモニア性窒素を無害化する装置を開発し、10月1日から販売を開始する。

本装置は、廃棄物最終処分場で発生する浸出水中に含まれるアンモニア性窒素を電気分解によって処理する装置。浸出水とは廃棄物に接触することにより、廃棄物中の有害成分が溶出して汚染された雨水をいう。

従来の微生物による処理装置では、気温や降水量など外的環境に影響を受け、分解処理の効率が下がってしまうなどの課題があった。

また、従来の装置では微生物の活性を維持するため連続運転が基本だったが、本装置は運転や停止を必要に応じて行なうことができ、浸出水の発生量に合わせた運用が可能。電解処理槽1基当たり50立方メートル/日で連続処理することができる。電解処理槽の複数台設置で、浸出水量に応じた分解処理にも対応する。

さらに、電気分解であるため滞留槽(一定時間滞留させる槽)が不要で、処理施設の小型化が可能で、処理後の汚泥等の廃棄物も発生しない。

アンモニア性窒素分解処理装置の外観

アンモニア性窒素分解処理装置の外観

同社は、本製品に廃水処理で培った電気分解の技術を応用し、連続で大容量の処理が可能な技術を適用。本製品は電極が搭載された電解処理槽に浸出水を循環させ、電気分解によって発生させた次亜塩素酸などの活性酸素を作用させることで、浸出水中に含まれるアンモニア性窒素を無害化した窒素ガスとして排出する。これにより、アンモニア性窒素を放流基準値以下の濃度まで下げることができる。

廃棄物最終処分場での浸出水に含まれるアンモニア性窒素は、一般的には好気性(水中の酸素が豊富な状況)条件下で微生物分解によって亜硝酸や硝酸に酸化させ、さらに無酸素条件下で脱窒菌(硝酸や亜硝酸を還元して窒素ガスにする細菌)によってガス化させて除去してきた。

しかし、この方法では、気温や降水量など外的環境に起因する浸出水の温度やアンモニア性窒素濃度の変化により、分解に関与する微生物の活性が影響を受け、分解処理の効率が下がってしまう。また、分解に用いられる微生物の活性を維持するための管理が必要なことや、分解速度が緩やかであるという課題もあった。

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