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「お~いお茶」製造時の茶殻、リサイクルされ運搬用パレットになる

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「お~いお茶」製造時の茶殻、リサイクルされ運搬用パレットになる

伊藤園は、同社「お~いお茶」の茶殻をリサイクルした「茶殻入りパレット」を開発し、お茶の原材料を飲料工場へ運搬する際のパレットなどとして順次使用すると発表した。

茶殻入りパレットは、「お~いお茶」を製造した後の茶殻を「ウッドプラスチック」に配合することで、「茶殻のリサイクル」「天然素材である木質の利用」「プラスチックの使用量削減」を実現した環境に優しいパレット。1枚あたり「お~いお茶」525mlペットボトル約100本分の茶殻を配合することにより、約994g-CO2の茶樹由来の炭素分(二酸化炭素換算)が固定されている。また、曲げ強度が強く、温度による変形(寸法変化)が少ないため、長期間繰返し使用する用途に適している。

同パレットは、ウッドプラスチックテクノロジー(東京都)、日本パレットプール(大阪府)と共同開発したもので、ブランド名は「エコT-パレット」。今後ラインアップを増やし、自社活用ならびに販売も含めた様々なシーンに展開していく予定。なお、ウッドプラスチックは、ウッドプラスチックテクノロジーの技術顧問である安藤直人東京大学大学院教授が開発した、プラスチックと木質繊維を複合化したハイブリッド材料。

伊藤園は「お~いお茶」をはじめとする日本茶飲料の売上拡大に伴い、製造過程で排出される茶殻の量も年々増加している(2012年度の排出量は約4万9,000トン)。そうした中、茶殻を環境配慮型の工業製品などに有効活用する研究に取り組み、茶殻をリサイクルした製品(畳、せっこうボード、ベンチ、折りたたみイス、タイルなど)や紙原料削減につながる製品(名刺や紙ナプキン、封筒、カレンダーなど)を開発するなど、独自のリサイクル技術「茶殻リサイクルシステム」を確立している。茶殻リサイクルシステムは、製造工程において含水率の高い茶殻を乾燥させず、そのまま有効活用(リサイクル)する特徴をもっている。

一方、ウッドプラスチックテクノロジーは、2008年の会社設立当初から地域(岡山、鳥取)の森林資源(バイオマス)を利活用することを目的に、新素材「ウッドプラスチック」を使用した産業資材の開発に取り組んでいる。また、日本パレットプールは、「人と地球に優しいEco-Logistics企業をめざします」という経営理念のもと、資源のムダを排し、自然保護問題に貢献するレンタルパレットなど環境に優しいレンタル商品の開発に取り組んでいる。

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