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カナダで北米最大のバイオマス発電所が始動 石炭火力から転換

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カナダで北米最大のバイオマス発電所が始動 石炭火力から転換

カナダ・オンタリオ州政府経済開発省は、同州にあるアティコーカン発電所を、石炭火力発電からバイオマス発電へ転換し、北米最大規模のバイオマス発電所として運転を開始したと発表した。最大発電能力は約20万kW。

同発電所で行われているバイオマス発電は、オンタリオ州内で調達・加工された木質ペレットを使用する。木質ペレットはオンタリオ電力(OPG)が締結する木質ペレット供給契約に基づき、オンタリオ州北西部に本拠を置くレンテック社、レゾリュート・フォレスト・プロダクツ・カナダ社から、それぞれ年間4万5千トンが供給される。

同発電所は温室効果ガス削減だけでなく木材産業への経済効果も期待されており、燃料調達に関しては、前出の2社に対して約200人の雇用を生み出した。同発電所では1万5千世帯の年間使用電力に相当する約1億5千万kWhが発電され、今後のオンタリオ州北西部の電力需要を支える予定だ。

オンタリオ州

オンタリオ州は五大湖に面する州だ

アティコーカン発電所は、五大湖のひとつ、スペリオル湖の西側に位置する町アティコーカンにある発電所。2年前の2012年9月11日までは石炭火力発電所であったが、オンタリオ州政府の石炭火力発電を完全廃止する方針によりその稼働を止め、バイオマス発電への転換プロジェクトが始動した。転換工事では、バイオマス燃料を入れる2基のサイロの建設やバイオマスに対応する燃焼装置の改良等が行われた。

オンタリオ州は、より高度な次世代電力供給網の構築や電力システムの効率化、環境保全への取組みの強化、クリーンエネルギー源の利用推進といった施策を掲げており、今回の転換はそのひとつ。

アティコーカン発電所内部

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