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各国、クリーン・ディーゼル技術で温室効果ガス削減を 国連気候サミットで提言

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各国、クリーン・ディーゼル技術で温室効果ガス削減を 国連気候サミットで提言

アメリカのDiesel Technology Forum(ディーゼル技術フォーラム)は、9月23日にニューヨークで行われた国連気候サミットにおいて、クリーン・ディーゼル技術は世界の気候変動に役立つ主要なソリューションになり、持続可能性の目標達成を促進するとの考えを示した。これは、同フォーラム執行役員のアレン・シェーファー氏が語ったもの。

ディーゼルエンジンの駆動力は世界の経済成長に長く貢献し、生活の質を改善してきた。エネルギー効率が向上したクリーン・ディーゼル駆動技術と再生可能な低炭素燃料によって、ディーゼル発電は持続可能な未来にとって最適な技術の一つといえる。


同氏は、アメリカではここ15年の間でクリーン・ディーゼル駆動技術と燃料が進歩し、排出量がゼロに近いトラック・自動車・装置が開発され、燃料効率が増加し温室効果ガス排出が削減されたと述べた。

さらに、現在、世界の貨物の90%はディーゼルエンジンで運ばれており、農業機械と建設用装置の3分の2はディーゼルで稼働していることに触れ、これらをクリーン・ディーゼル技術へ転換することで、温室効果ガス排出を短時間で削減することができると発表した。

ディーゼルエンジンは世界の総排出の25%を占め、バイオマス固形燃料(石炭、木材、ふん)の野焼きが53.5%、工業用と石炭使用が7.2%、その他が14.5%となっている。米環境保護庁(EPA)によると、アメリカにおける黒色炭素排出は世界の5%を占め、新しいクリーン・ディーゼルエンジンと燃料によって2030年までにこれら排出量の70%が削減できる。


先日、国連環境計画(UNEP)はアメリカ以外の国に対し、より環境負荷の低いディーゼル燃料やクリーン・ディーゼルエンジンの基準を採択するよう提言し、各国が高品質・超低硫黄のディーゼル燃料や再生可能ディーゼル燃料を採用するために努力すべきとした。より高性能な大気エアロゾル捕集装置など、温室効果ガス排出対策などが促進されることを見込んだものだ。

同氏はスピーチの中で、温室効果ガスを発見した著名な気候研究者の一人、ビーラブハドラン・ラマナタン氏が「世界がカリフォルニア州の黒色炭素削減基準に世界が従うなら、温暖化している地球の気温を2度低下させることができる」と予測していることも付け加えた。

【参考】
The Diesel Technology Forum - Clean Diesel Power Driving Progress in Meeting Climate, Energy & Sustainability Goals

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