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オバマ氏「中国とアメリカがリードすべき」 気候サミットでCO2削減への投資を表明

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オバマ氏「中国とアメリカがリードすべき」 気候サミットでCO2削減への投資を表明

国連気候サミットが9月23日、ニューヨーク・国連本部で開催され、計178カ国・地域の首脳及び閣僚(スピーカーズリストによる)が参加した。

演説に立ったオバマ米大統領は、クリーンエネルギーに対して野心的な投資をして、CO2の削減に取り組むことをアピール。また、世界の二大経済国である中国とアメリカが、CO2削減で世界をリードしていく責任があると述べた。途上国の気候変動問題に対応するために、新たな官民パートナーシップを開発するなど、新たな取り組みについても発表した。

日本からは安倍総理が出席し、スピーチ及び参加した会合において、地球温暖化対策に関するこれまでの実績と途上国支援、技術革新・普及をはじめとする新たな貢献策を発表した。スピーチでは、今後3年間で気候変動分野で1万4千人の人材育成すること/省エネルギーの国際的なハブを東京に設置するとともに、二国間クレジット制度を着実に実施し世界の温室効果ガス削減に貢献すること/日本はCOP19の決定も踏まえ、約束草案を出来るだけ早期に提出することを目指すこと等を強調した

本サミットの概要は以下の通り。本サミットは、潘基文国連事務総長のイニシアチブにより開催され、オバマ米大統領、バローゾ欧州委員会委員長、ウマラ・ペルー大統領(COP20議長国)、オランド仏大統領(COP21議長国)等が出席した。

オープニングでは、潘基文事務総長、アル・ゴア米元副大統領、パチャウリIPCC議長、市民社会代表らが出席し、それぞれ多様な立場から地球温暖化対策の必要性を訴えた。続いて「ナショナル・アナウンスメント」として、首脳レベルのスピーチが3会場で同時並行で行われた。

スピーチにおいては、多くの国が気候変動は世界各国が取り組むべき喫緊の課題であり、2015年末までに新たな国際枠組みに合意することが重要である旨述べたほか、自国の温室効果ガス排出削減や地球温暖化への適応に関する取組等を紹介した。また、2020年以降の約束草案の提出時期や緑の気候基金(GCF)への拠出を表明する国もあった。ツバルやセントルシアは、これまでの各国からの支援について、日本を挙げつつ感謝の意を表明した。

午後には、閣僚レベルのスピーチが行われたほか、資金、エネルギー、森林、農業、強靱性、産業、運輸、都市の8つの分野において、官・民・市民社会等の多様なアクターが共同で地球温暖化に対する取組みを発表する「マルチステークホルダー・アクションアナウンスメント」が開催され、各分野における新たな取組や宣言等が発表された。

クロージングでは、潘基文事務総長が各セッションにおいてなされた新たなコミットメントなどを総括した議長サマリーを読み上げた。また、ウマラ・ペルー大統領が、COP20をホストする国としてサミットは大きなステップであったとしつつ、COPへの各国の参加を呼びかけた。

日本政府は、地球温暖化問題に関しては、2015年にパリで開催されるCOP21において、新たな国際枠組みを採択することが予定されている中、「行動の促進(Catalyzing Action)」をテーマとする今次サミットにおいて、首脳だけで120カ国以上(スピーカーズリストによる)が参加し、新たな枠組みの構築に向けた各国の政治的意思が首脳レベルで確認されたことは有意義であったと評価する。

また、地球温暖化問題に対する日本政府としての積極的な姿勢を参加国のみならず国際社会全体に対して示し、日本の存在感を高めることができたとしている。

【参考】
環境省 - 「国連気候サミット」の結果について(お知らせ)
外務省 - 国連気候サミット(概要と評価)

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