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栃木県鹿沼市、食品廃棄物・下水汚泥でバイオマス発電 月島機械と共同事業

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栃木県鹿沼市、食品廃棄物・下水汚泥でバイオマス発電 月島機械と共同事業

月島機械は、栃木県鹿沼市との連携により、食品系バイオマスなどを下水汚泥とともに燃料として活用し、バイオガス発電を行う「創エネルギー・廃棄物処理事業」を開始する。

鹿沼市最大の下水処理場「黒川終末処理場」にバイオガス発電設備を整備し、平成27年6月頃に発電を開始する予定。平成28年度以降に地域のバイオマス受入・混合処理を開始し、段階的に廃棄物の処理量および創エネルギーの量を増やしていく計画だ。

本事業について、月島機械は、27日、子会社のサンエコサーマル(TSK)とともに、鹿沼市と官民共同事業協定を締結した。

鹿沼市「創エネルギー・廃棄物処理事業」官民共同事業の概要

鹿沼市「創エネルギー・廃棄物処理事業」官民共同事業の概要

本事業は、未利用の地域資源と再生可能エネルギーの利活用による「次代につなぐ環境の保全と循環型社会の形成」を目的に官民連携(PPP)方式により実施する。また、再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用した20年間の発電事業をベースとすることにより、廃棄物の安定処理とバイオマス資源からの創エネルギー(電気、温水)を実現する。

具体的には本事業は2段階で進めていく。ステップ1では、黒川終末処理場に設備容量250kWのガスエンジンを備えたバイオガス発電設備を整備する。発電開始は平成27年6月頃、発電開始時の年間発電量は約90万kWh(一般家庭の約250世帯分)を計画している。本発電設備は、処理場に既に設置されている消化槽(下水汚泥を発酵させ処理するタンク)から発生する、再生可能エネルギーである「バイオガス(消化ガス)」を燃料とする。

ステップ2として、平成28年度以降に市内で発生する「し尿汚泥」「食品系バイオマス」など地域のバイオマス受入、混合処理を開始する。地域のバイオマスは、黒川終末処理場の消化槽で下水汚泥とともに混合処理することで効率的な廃棄物の処理を行う。またそれによりバイオガス発電設備の燃料となるバイオガスの発生量を増加することができるため、さらなる創エネルギーが可能となる。将来目標として年間発電量約160万kWh(一般家庭の約450世帯分)を計画している。

鹿沼市「創エネルギー・廃棄物処理事業」 今後の計画

鹿沼市「創エネルギー・廃棄物処理事業」 今後の計画

本事業における三者の役割は以下の通り。鹿沼市は黒川終末処理場におけるバイオガス発電設備設置場所の提供、食品系バイオマスの収集スキーム構築、バイオマスの受入と混合処理、バイオガスの供給を行う。月島機械は、バイオガス発電設備の設備投資、電力会社との調整・契約、発電設備の建設、発電事業の運営を行う。SETは鹿沼市が構築した収集スキームを元に、バイオマスの収集運搬と処理場への投入を行う。

月島機械は、バイオガスを利用した民設民営のFIT発電事業のパイオニアとして複数の実績を有するほか、上下水道における官民連携によるPFI(Private Finance Initiative)・DBO(Design・Build・Operate)事業なども積極的に展開している。これまで培ってきた、長期事業運営に必要な豊富な実績とノウハウを活用し、本事業を実施する。

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