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環境に配慮した病院・企業に好条件な融資 新たに2件決定

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環境に配慮した病院・企業に好条件な融資 新たに2件決定

DBJ(日本政策投資銀行)は、環境への配慮を評価に含む2件の融資を新たに実施する。博愛会(栃木県の医療法人、菅間記念病院等を運営)に対しては「DBJビジョナリーホスピタル」に基づく融資を、広島ガス(広島県)に対しては「DBJ環境格付」に基づく融資を行う。

環境配慮、防災、BCPに優れた病院へ融資

「DBJビジョナリーホスピタル」は、2012年5月に創設された融資メニュー。日本医療機能評価機構(JCQHC)による「病院機能評価」の認定(2015年1月現在、全国の病院の約3割にあたる2,271病院が認定される)を受けた病院を対象に、DBJが開発した独自の環境評価・BCM評価システムにより、環境配慮、または防災および事業継続対策に優れた病院を評価・認定し、その評価に応じて融資条件を設定する。

今回の融資は、博愛会の環境配慮と防災および事業継続対策の双方について、主に以下の点が評価された。

環境評価

  1. 各種委員会等を通じて、全職員が業務改善や医療サービスの質の向上に取り組み、医療廃棄物の削減や省エネなどの環境活動を推進している点
  2. 職員教育により感染性廃棄物の適切な分別を促し、他の医療機関との相互院内巡視により分別状況を定期的に点検するなど、事業活動から生じる環境リスクを管理・低減する体制を整備している点
  3. 平成27年4月に開院予定の新病棟においてCASBEE(建物の環境性能を総合的に評価する制度)認証を取得し、LED照明の導入やエネルギーのデマンド管理、中水利用を予定するなど、施設・設備の環境負荷削減も促進している点

BCM評価

  1. 法人全体の防災計画を策定し、患者および職員の生命安全確保策を明確化し、定期的に患者参加型の避難訓練を実施し、避難誘導手順の実効性を高めている点
  2. 既存病棟の耐震化対策に加え、新病棟建設に伴い、ハード面の安全性・安定性を強化している他、有事における活用も視野に入れた屋上ヘリポートを併設するなど、救急医療体制の充実を図っている点
  3. 東日本大震災での経験を踏まえBCPを策定し、発災後の時間経過に伴う参集可能人員の把握や初動対応手順について整理するとともに、トリアージ訓練や紙カルテ運用訓練等により周知徹底している点

その結果、同法人は「環境への配慮に対する取り組みが十分」であり、「防災および事業継続への取り組みが十分」と認定された。

広島ガスにも融資

また、DBJは広島ガスに対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を行う。同格付は、同行が開発した格付システムにより企業の環境経営度を評価、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した融資メニュー。

今回、広島ガスは下記の点において高く評価された。

  1. ガス製造時および供給時における未活用エネルギーの利用拡大や、顧客への高効率ガス機器の販売促進など、ガスのバリューチェーンの各段階における環境負荷低減策を継続的に実施している点
  2. 技術研究所にてスマートハウスの実証実験や、ガス機器性能向上を目指した研究開発を推進するだけでなく、広島市石内東地区におけるセーフティスマートコミュニティ推進プロジェクトに参画し、エネルギーセキュリティ向上への検討を進めている点
  3. 環境イベントの開催や学生への教育活動等により、供給エリアの住民とのコミュニケーションを積極的に実施している点

その結果、広島ガスは2年連続で「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得した。

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