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気候変動、緩和だけでなく適応も 第1回GANフォーラムに30カ国が参加

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世界における気候変動への適応に関する知見共有を目的とした、国連環境計画(UNEP)提唱のネットワーク「世界適応ネットワーク(GAN)」の第1回フォーラムが、3月6日(金)から7日(土)の2日間にわたりパナマシティ(パナマ共和国)で開催された。

本フォーラムには、中南米・アジア太平洋・アフリカを中心に北米・欧州など、世界の約30カ国から政策決定者・実務者・研究者など合計約100名が出席し、気候変動適応に関して活発な議論が行われた。

環境省は、本フォーラムの開催結果等を取りまとめ発表した。概要は以下のとおり。

「第1回世界適応ネットワーク(GAN)フォーラム」概要

UNEPの提唱による世界適応ネットワーク(GAN)は、2013年11月に新たに運営委員会が立ち上がり、以降活動を本格化させたところである。本フォーラムは、日本の提案により実現したもので、GAN傘下の各地域ネットワークからの参加により、地域を越えた知見共有を行うことを目的とした。同時に世界的に実効性のある意義のある活動を推進するため、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)の適応委員会(AC)との連携を強化すべく、ACの第2回適応フォーラムとの同時開催が実現した。

日本からは、環境省、独立行政法人国際協力機構(JICA)、中央大学、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)から専門家が参加。

田中聡志環境省大臣官房審議官が適応計画に関するセッションで日本の適応計画の検討や気候変動影響評価の結果等について説明し、また昨年9月の国連気候変動サミットにて安倍総理から発表された「適応イニシアティブ」により、日本は途上国において適応計画の策定や実施を支援していくこと等を述べた。

主な成果

GANが地域を越えた知見共有をし、国際的な他の取り組みやネットワークと有機的に連携していくための議論が行われた結果、GANが適応分野での経験と知見を共有する最適な仕組みであるとの考え方が共有された。連携が期待された主な組織・活動は次のとおり。

  • 2014年12月のリマでのCOP20にてCOP議長の承認を得たUNFCCCとUNEP・GANとの共同プロジェクト「リマ適応知見イニシアティブ」のアンデス地域でのパイロットプロジェクトの紹介が行われ、国際レベルの知見を実践につなげる活動として、今後他地域への展開および、さらなるGANとの連携強化を確認した。
  • GANを構成する地域ネットワークに北米と欧州が含まれていないことから、真のグローバルネットワークとなるために、北米および欧州の既存の取り組みとの連携に関する議論が行われた。また、地域ネットワークのほかに沿岸域や生態系といった地域横断的なテーマ別活動を検討すべきとの議論が出た。
  • UNEPがCOP20で発表した「グローバル適応ギャップレポート」に基づき、適応のギャップとは何か、ギャップを克服するための方策は何か、GANの参加者・参加機関がどのようにこうしたギャップを埋めることができるか等の議論が行われた。.
  • 日本を含む各国の適応計画策定に関する成功事例や障害等が議論されたほか、適応技術や脆弱性評価の重要性が再度確認され、途上国への技術開発や技術移転を目的とする気候技術センター・ネットワーク(CTCN)やUNEP/WMP/UNESCOによる気候変動に対する脆弱性、影響、適応に関する研究プログラム(PROVIA)との連携の重要性が議論された。

【参考】
環境省 - 「第1回世界適応ネットワーク(GAN)フォーラム」の開催結果について

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