> > 関西電力、美浜原発1・2号機の廃炉を決定 放射性廃棄物の処理が課題に

関西電力、美浜原発1・2号機の廃炉を決定 放射性廃棄物の処理が課題に

記事を保存
関西電力、美浜原発1・2号機の廃炉を決定 放射性廃棄物の処理が課題に

関西電力は、17日、福井県三方郡美浜町にある原子力発電所、美浜発電所1、2号機の廃炉について決定し、福井県へ報告したと発表した。

同社は、美浜発電所1、2号機について、これまで、新規制基準への適合のために必要な各種対策の具体的な方法について検討を行ってきた。その結果、供給力確保の観点、各種安全対策工事の技術的成立性、工事費用、運転可能期間、3月13日に導入された廃炉を円滑に進めるための会計関連制度などを総合的に勘案し、廃炉にすることを決定した。

同社は今後、美浜発電所1、2号機の廃炉に伴う各種手続きを行い、廃止措置を安全最優先に進めていく。一方で、再稼動を目指している原子力プラントについては、引き続き、安全性・信頼性の向上に努め、今後も立地地域等の理解を得ながら、1日も早い再稼動に全力で取り組んでいく。

美浜発電所は加圧水型軽水炉の原子力発電所。1号機は定格出力34万kWで、国内初の商業用加圧水型軽水炉の原子力発電所として、1970年11月に営業運転を開始した。2号機は、定格出力50万kWで、1972年7月に営業運転を開始した。他に1976年12月に営業運転を開始した3号機(定格出力82.6万kW)がある。

福井県への報告では、廃炉に伴う地域経済への貢献策や、使用済燃料の中間貯蔵施設を福井県外立地に向けた取組み等について言及している。

廃炉の工事を進めるに当たっては、積極的に地元企業を活用し、これまでと同等以上の地元発注および地元雇用を確保。また、美浜発電所1、2号機を加圧水型原子炉の廃止措置研究のパイオニアとして活用するとともに、地元企業や大学、若狭湾エネルギー研究センターともの十分連携を図りながら廃炉研究を進めていく。

使用済燃料については、電気事業者間の共同・連携による事業推進等を、様々な可能性を検討し、福井県外への搬出に向けた具体的な目標時期を早期に示せるよう、最大限努力していく考えを示している。

廃止措置に伴う放射性廃棄物の処理については、現在、国により進められている比較的放射性濃度が高い廃棄物埋設に関する規制基準の制定に向け積極的に協力するとともに、電気事業者間で連携し、制度の早期整備や処分地の確保等に関する国の関与や支援を引き続き要請していく。

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.