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2014年、日本が輸出した廃棄物は全て「石炭灰」 韓国・香港でセメントに利用

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2014年、日本が輸出した廃棄物は全て「石炭灰」 韓国・香港でセメントに利用

環境省は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)に基づく、2014年(1月~12月)の廃棄物の輸出入の実施状況を発表した。

同期間に、同法に規定する手続きをへて実際にわが国から輸出された廃棄物量は1,570,545トンで、すべて再生利用を目的とした輸出だった。また、わが国に輸入された廃棄物の量は2,336トンで、再生利用などを目的とした輸入だった。

2014年における廃棄物の輸出の状況

  1. 輸出報告のあった品目はすべて石炭灰。輸出の相手国・地域は韓国と香港。すべてセメント製造における粘土代替原料または混和材としての利用を目的とするもの。
  2. 環境大臣が輸出確認を行った廃棄物の輸出は39件。輸出確認量は2,314,159トン(2013年38件/2,296,489トン)。輸出確認を得たもののうち、実際に輸出され処分が終了したものとして報告された量は1,570,545トン(2013年は1,464,763トン)。

2014年における廃棄物の輸入の状況

  1. 輸入報告のあった品目は、廃乾電池、ヨウ素含有廃触媒、廃プラスチック類など。輸入の相手国・地域は台湾、韓国、中国など。大半のものが資源回収を目的とするもの。
  2. 環境大臣が輸入許可を行った廃棄物の輸入は5件で、その輸入許可量は5,825トン(2013年11件/6,714トン)。輸入許可を得たもののうち実際に輸入され処分が終了したものとして報告された量は2,336トンでした(2013年は1,988トン)。

2014年における廃棄物処理法に基づく行政処分の状況

廃棄物処理法に基づく措置命令の実施件数は次のとおり。

  • 報告徴収件数/3件(2013年8件)
  • 措置命令発出件数/0件(2013年0件)

また、経済産業省および環境省は、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律(バーゼル法)」に規定する特定有害廃棄物などの2014年(1月~12月)における輸出および輸入の実績を発表した。

特定有害廃棄物などの輸出・輸入実績

輸出総量は180,035トン(前年比10.1%減)、輸出移動書類交付件数は1,098件(同7.8%増)。品目は、主に鉛スクラップ(鉛蓄電池)、石炭灰、鉛灰で、金属回収などを目的とするもの。

輸入総量は29,904トン(同7.2%減)で、輸入移動書類交付件数は516件(同33.3%増)。品目は、主に電子部品スクラップ、金属含有スラッジ、電池スクラップ(ニッケルカドミウム、ニッケル水素、リチウムイオンなど)で、金属回収などを目的とするもの。

バーゼル法は、処分またはリサイクルを目的として特定有害廃棄物等の輸出入を行う者に対して、外為法に基づく経済産業大臣の輸出入の承認を受けること、これらの承認を受けるに際しての環境大臣の確認、移動書類の携帯を義務づけているほか、不適正処理が行われた場合には、両省大臣が回収・適正処分を命ずることなどを規定している。

【参考】
環境省 - 廃棄物処理法に基づく廃棄物の輸出確認及び輸入許可(平成26年)について

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