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大手6社、新型のガス冷暖房システムを共同開発 従来機より20%省エネ

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大手6社、新型のガス冷暖房システムを共同開発 従来機より20%省エネ

東京ガス(東京都)、大阪ガス(大阪府)、東邦ガス(愛知県)と、アイシン(愛知県)、パナソニック(大阪府)およびヤンマー(大阪府)は、ガス冷暖房システム「GHP XAIR(エグゼア)II」を共同で開発し、今年10月から販売開始する予定だ。

ガスエンジンヒートポンプは、室外機の圧縮機をガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行う空調システム。同製品は、従来機「GHP XAIR」に比べ、年間運転効率が25%向上し、1次エネルギー消費量は年間約20%削減される。

省エネ化につながる具体的な改良点は下記のとおり。

エンジンの低回転数化により発停ロス低減とエンジン効率向上を実現し、低負荷時の運転効率を大幅に向上

(1)発停ロス低減

ガスヒートポンプエアコンは、年間を通じ低負荷状態での運転時間が長いことに着目し、エンジンの最低回転数範囲を拡大することで、最小能力を20%以上低減。これにより低負荷での連続運転を可能にし、エンジンの発停ロスを低減した。

(2)エンジン効率の向上

エンジン回転数に対して圧縮機回転数の比を最適化することで、圧縮機効率を維持しつつ、エンジン効率を高めた。

室外機熱交換器形状を改良し、同じ筐体サイズで伝熱面積を約25%拡大

冷媒を空気で冷却し、空気から熱を汲み上げるための熱交換器をL字形状に変更し、同じ筐体サイズで、伝熱面積を約25%拡大させ、全運転域で高効率化を実現した。

室外機ファンを新開発し、同一消費電力時に風量30%向上

送風効率向上のため、室外機ファンのプロペラ径を大径化(ヤンマー製)、3枚翼の新形室外ファンを開発(パナソニック製)するとともに、シュラウド(プロペラの流路ガイド)形状の最適化を図った。これにより、従来機比で同一消費電力時の風量を30%向上させた。

2014年4月より施行された改正省エネ法では、需要家側の電力ピーク対策として、「省エネ」に加えて「節電」が努力義務化され、経済産業大臣から告示された「節電の指針」にはガス冷暖房の活用が明確に位置付けられた。これにより、同製品の普及拡大を見込み、さらに省エネ性を向上させた新機種が開発された。

ガス三社は、事務所ビル、商業施設、学校、病院、工場などを対象に、同製品の提案・販売を行う予定だ。

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