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日本企業がフィリピンで木質ペレット生産、日本へ輸出 FSC認証も取得

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日本企業がフィリピンで木質ペレット生産、日本へ輸出 FSC認証も取得

長大(東京都中央区)などは、フィリピン・ミンダナオ島で「木質ペレットの製造・日本への輸出事業」と「木質バイオマス燃料の燃焼による発電事業」を行う。

これは、バイオマスパワーコンサルタント(東京都中央区/BPC)、大宮製作所(京都府宇治市)、コントロール・ユニオン・シンガポール支店とともに、同島に拠点を置くエクイパルコ社、ツインピーク社と、同島北アグサン州とブトゥアン市周辺において共同で取り組むもの。

輸出する木質ペレットはFSC認証も取得

輸出事業については、現地の豊富な森林資源を活用した営林事業による木材と農林業者からの廃材を木質ペレットに成形して日本国へ輸出する。これは、石油・石炭・LNGなどと並ぶ新たな一次エネルギー源として、日本におけるエネルギー資源調達の多様化・安定化に、直接的に貢献する取り組み。木質バイオマス資源の安定調達システムからペレット成形、日本への物流システムという、サプライチェーンの上流から下流までの一貫した木質ペレットの調達システムは、日本のエネルギー需給確保において革新的な取り組みを構築するもの。

また、日本に輸出する木質ペレットの品質保証を得るために、木質ペレットの品質規格である木質ペレット品質規格(日本木質ペレット協会)や、原材料の育成・調達に係るFM(Forest Management)認証と加工段階での品質を保証するCoC(Chain of Custody)認証(FM認証とあわせてFSC(Forest Stewardship Council)認証)を取得し、日本品質のマネジメントシステムを最大限に取り込んでいく予定。

雇用創出効果、安定した電源

発電事業は北アグサン州ナシピット港近くにある、経済特区庁認定済みの特区内において行う。森林管理も含めて、運営段階でも伐採や植林、加工といったプロセスがあり、他の再生可能エネルギーと比べても雇用創出効果の高い発電事業になる。豊かなバイオマス資源を有する一方、雇用不足・電力不足を背景とした貧困に喘ぐ同島においては、すでに長大が進めている周辺3河川を対象とした小水力発電事業とともに、バイオマス発電は当該地域のベースロード電源として適した発電方法といえる。

長大などは、本年中を目途に事業可能性調査を行う予定。調査段階から、経済産業省や国際開発機構(JICA)など日系政府機関の支援を得ながら、日本のインフラ・システムの輸出、日本のエネルギー需給の確保にも貢献したい考えだ。

なお、本事業では、木質ペレットの成形機、バイオマス燃焼用ボイラー、発電用タービンなどの主要な機器のほか、集塵機、集塵システム、木材の破砕機や乾燥機、各種の運搬機など多くの機器を必要とし、調査においてライフサイクルコストの検討をもとに機器の選定を進め、日本の高度なプラント技術を最大限に活用した全体システムの構築を進める計画。

長大は、大きな経済開発ポテンシャルを有する同島に先行して進出し事業を展開する企業として、日本政府が推し進める「インフラ・システム輸出」にも沿う形で事業の推進を図り、日本や日本企業とのパイプ役としての機能を担い、引き続き、日本の政府系機関や民間企業の参画機会を最大限に増やしつつ、同市周辺エリアをはじめ、同島の経済発展に貢献したい考えだ。

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