> > 広大な東北地方の地熱資源 JOGMECがヘリコプターによる探査スタート

広大な東北地方の地熱資源 JOGMECがヘリコプターによる探査スタート

記事を保存
広大な東北地方の地熱資源 JOGMECがヘリコプターによる探査スタート

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は6月より、東北地方の「八幡平」と「湯沢・栗駒」の2地域で、地熱資源ポテンシャル評価の効率化・広域調査の高精度化を目指し、最新技術を導入した空中物理探査「空中重力偏差法探査」、「時間領域空中電磁法探査」を開始する。

わが国には地熱資源の賦存が見込まれながらも、具体的な調査が不十分な地域が多く、開発を促進するための調査を効率的に行うことが急務となっており、JOGMECは、2013年度よりヘリコプターを用いた空中物理探査「地熱資源ポテンシャル調査」を行ってきた。

昨年度から引き続き行う八幡平地域では、九州地方で実施した「時間領域空中電磁法探査」を東北地方で初めて本格適用する。この手法は地下の電気的な構造を調べるもので、測定条件が整えば地下500m程度までの測定が可能。調査時期は6月~8月中旬。調査地域の面積は約1,050平方キロメートル。

調査地域位置図

調査地域位置図

また、新しく調査を開始する湯沢・栗駒地域では、広域的な地質構造を把握する「空中重力偏差法探査」から開始し、八幡平地域に続いて「時間領域空中電磁法探査」を実施する。調査時期は6月中旬~8月上旬。調査地域の面積は約1,450平方キロメートル。

東北地方は地熱資源の有望地域が広く分布し、両地域の調査面積は約1,000~1,500平方キロメートルと広範囲に及ぶ。昨年度、八幡平地域で実施した「空中重力偏差法探査」では、これまでの調査に比べ、より精緻な重力分布が把握できた。本年度調査の結果に基づき、既存データや文献と併せて総合的に解釈し、両地域の地熱資源ポテンシャルの評価を効率的かつ精度よく行うことを目指す。

(写真左)空中重力偏差法探査用機器、(写真右)空中電磁探査の調査機体と測定風景

(写真左)空中重力偏差法探査用機器、(写真右)空中電磁探査の調査機体と測定風景

JOGMECは、広域的に高精度のデータを取得できる空中物理探査法の長所を生かし、順次、全国各地で実施していく方針。また、得られた調査結果は、地すべり、火山活動などの災害対策や温泉資源把握などの用途にも有用と考えられ、関係省庁や関係自治体、大学など研究機関などに提供する。

【参考】
JOGMEC - 東北の2地域でヘリコプターによる「空中物理探査」を開始

関連セミナー・イベント情報

関連カテゴリ

プレスリリースを受け付けております

環境ビジネスオンラインでは、皆様からの環境に関する情報をお待ちしています。

新製品・新サービス、研究内容、法令情報、イベント・セミナー、海外の環境ビジネス情報など、お気軽にお寄せ下さい。お送り頂いた内容を、編集部にて拝見いたします。

こちらから、必要事項をご記入ください

Copyright © 2012 日本ビジネス出版. All rights reserved.