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地域の小水力発電で水素製造→地域の酪農施設や温水プールで使用する計画

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6月30日、環境省は地域エネルギーを利用して低炭素な水素供給を実現する事業において、東芝(東京都)を採択したことを公表した。

この「平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業」において、2015年5月に行われた2次公募では6件の提案事業があり、うち1件が採択されたもの。

採択された実証事業の概要は、小水力発電により製造した水素を、高圧水素トレーラーや高圧水素カードルにより輸送し、地域内の酪農施設や、温水プールの定置用燃料電池燃料電池車などで利用する。実施エリアは北海道釧路市白糠町。

同事業は、地域の再生可能エネルギーなどを活用して水素を製造・貯蔵・輸送・供給し、燃料電池車(FCV)や燃料電池などへ利用するまでの一貫した低炭素な水素サプライチェーンの実証を行うもので、水素の製造から利用までに排出されるCO2をさらに削減することと、地域での水素利用を大幅に拡大していくことを目的としている。同省が提示する同事業の予算額は20億円、実施期間は5年以内。

水素は利用段階ではCO2を排出しないが、製造や輸送時などにはCO2が排出される場合がある。このため、水素を利用するだけでは、必ずしも従来のエネルギー原と比較して低炭素であるとは限らない。中長期的な気候変動対策のためには、本格的な水素利用が始まる前に、サプライチェーン全体のCO2排出量を削減し、低炭素な水素サプライチェーンを構築していくことが不可欠だ。

【参考】
環境省 - 平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業2次公募の採択案件について

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