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JIS、フロン使用製品の環境影響度をラベル化 家庭用エアコンなどに新シール

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JIS、フロン使用製品の環境影響度をラベル化 家庭用エアコンなどに新シール

経済産業省は、フロン等を使用する製品の目標達成度の表示方法のJIS規格(日本工業規格)を制定した。

フロン排出抑制法に基づき、家庭用エアコンなどのフロンを使用した製品について、温室効果の大きいフロンから温室効果の小さいフロンへの転換を求める制度の運用が開始された。

今回、これらの製品に使用されるフロン類等の温室効果について、フロン排出抑制法に定められた目標値に対する達成度合いが製品の購入者に分かりやすく伝わるよう、その表示方法を標準化した「フロンラベル」「簡易フロンラベル」をJIS化した。

これは製品に使用されるフロン類等の温室効果の小さい製品がより一層普及することを目的としている。

フロン排出抑制法について

「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(フロン排出抑制法)では、フロン類の排出を抑制することが技術的に可能なものを指定製品として定め、それらの製品に使用されるフロン類について、温室効果の大きいフロン類から、温室効果の小さいフロン類等への転換を求めるため、転換後の目標値および転換を達成すべき目標年度を定めている。

規格制定の主なポイント

表示する値は3つ

フロン排出抑制法に基づく指定製品はエアコンや断熱材などの様々な種類があるが、すべての指定製品に共通した表示方法を用いて、当該製品に使用されるフロン類が、どの程度の転換の達成度合いにあるか比較・認識できるよう、当該製品の環境影響度の「目標達成度」、「地球温暖化係数」、「目標年度」などを表示する「フロンラベル」をJIS化した。

「環境影響度の目標達成度」は、フロン排出抑制法に基づき家庭用エアコンなどの製品ごとに定められたフロン類からの転換目標値を達成したものを「A」とし、転換目標値に対する達成度合いに応じて多段階で表示する記号。低い方からB、A、AA、AAA、Sの5段階だ。

「地球温暖化係数」は二酸化炭素を1とした場合の、地球温暖化への影響の程度を示す値。その機器に使用されているガスの地球温暖化係数を示している。「目標年度」はフロン排出抑制法に基づき、家庭用エアコンなどの製品ごとに定められたフロン類からの転換目標値を達成すべき目標年度。

記事上部(左)に示した画像の例では、「家庭用エアコンに使用されるフロン類の地球温暖化係数を750以下に抑える」という目標を達成する(環境影響度の目標達成度がAとなる)年度が「20XX年」であるところ、当該製品の地球温暖化係数は100以下の「AAA」であることを示している。また、「XXXXX」は使用されるガスの地球温暖化係数を示す。

簡易表示の方法も規格化

また、対象となる製品は多種多様であり、表示スペースが限られている場合もあることから、簡易に表示ができるよう、表示事項を当該製品の環境影響度の目標達成度に限定した「簡易フロンラベル」についてもJIS化した。

記事上部(右側)の簡易フロンラベルの例では、当該製品が転換目標値よりもさらに温室効果の小さいフロン類を使用することで、環境影響度の目標達成度が「AAA」となっていることを示している。

JIS規格について

日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)とは、鉱工業品の品質の改善、性能・安全性の向上、生産効率の増進等のため、工業標準化法に基づき制定される日本の国家規格。

JIS規格は、製品の種類・寸法や品質・性能、安全性、それらを確認する試験方法や、要求される規格値などを定めており、生産者、使用者・消費者が安心して品質が良い製品を入手できるようにするために用いられている。

経済産業省では、技術の進歩や、安全性向上等必要に応じて、JIS規格を制定・改正している。7月分では、7件の制定および10件の改正を行った。

【参考】
経済産業省 - 日本工業規格(JIS規格)を制定・改正しました(平成27年7月分)

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