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廃棄物処理・リサイクル事業の省エネ技術 環境省が選んだ8件の実証事業

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環境省は、3Rの進展とCO2排出削減が期待できる「低炭素型3R技術・システム」の有効性を検証することを目的とした実証事業に、パナソニック豊田通商など8件を選定した。

これは、循環型社会と低炭素社会の統合的実現に向けて、「平成27年度低炭素型3R技術・システム実証事業」として行われるもの。本事業の公募に20件の応募があり、事業における環境改善効果の評価方法、実現した場合の環境改善効果の見込み、連携の妥当性等の観点から、有識者で構成される評価検討会により申請者からヒアリングを行い、厳正なる審査を行った。

「平成27年度低炭素型3R技術・システム実証事業」は以下の通り。

  • パナソニック(大阪府門真市)
    家電リサイクルにおける自社開発の省エネ破砕システムを用いた高効率解体工程の実証
  • 太平洋セメント(東京都港区)
    低温加熱脆化技術による省エネ型高度選別マテリアルリサイクルシステムの開発
  • レノバ(東京都千代田区)
    使用済太陽光パネルユニットの新たなリサイクル、リユースシステムの構築実証事業
  • ユーパーツ(埼玉県熊谷市)
    自動車リサイクルシステムの効率化に向けた事前合意型リユース部品生産・供給モデルの実証事業
  • 豊田通商(愛知県名古屋市)
    ミックスプラスチックの高度選別、コンパウンドによる工業製品化事業
  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(東京都港区)
    自動車リサイクルの全体最適化を念頭においた解体プロセスの高度化実証事業
  • いその(愛知県名古屋市)
    動静脈の連携による自動車樹脂部品リサイクルスキームの構築
  • 豊田通商(愛知県名古屋市)
    ASR(Automobile Shredder Residue)から材料リサイクルを図る仕組みづくり

リサイクルより優先順位の高い2R(リデュース・リユース)の取り組み、レアメタルなどの有用金属の回収および水平リサイクルなどの高度なリサイクルの推進は、廃棄物の減量に資するだけでなく、天然資源の消費を抑制するものだが、現時点では十分に行われているとは言えない。

また、これらの取り組みはCO2排出削減やコストダウンにも資する可能性がある一方で、その実現可能性や削減効果については十分な検証がなされていない。加えて、地球温暖化問題等を背景に、製品の軽量化などにより性能が著しく向上し、または新素材・技術などが用いられるなど、リサイクルを取り巻く環境は一層複雑化している。

そうした中で、事業性が高く、かつ実効性のある取り組みを進めるためには、関連事業者の連携や集約化によるスケールメリットを働かせることが重要と考えられる。

【参考】
環境省 - 「平成27年度低炭素型3R技術・システム実証事業」の公募結果について

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