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ジャガイモの搾りかすからバイオエタノールを製造 NEDOが中国で実証

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ジャガイモの搾りかすからバイオエタノールを製造 NEDOが中国で実証

NEDOは、馬鈴薯でんぷんの残渣からバイオエタノールを製造する技術を、中国・国家発展改革委員会と共同実施することで合意し、8月10日に基本協定書(MOU)を締結した。

同事業では、中国の黒龍江省にある北大荒馬鈴薯集団有限公司の克山工場に、日本の糖化技術と無水化技術を導入して、これまで廃棄されていた馬鈴薯でんぷん残渣を原料としたバイオエタノール製造技術を実証するもの。同事業の委託先は、双日と日立造船であり、事業期間は2017年度末までを予定している。

これまで、馬鈴薯でんぷん残渣は、でんぷん質とセルロースが複雑に絡み合った構造をもち、一般の酵素では糖化できない課題があった。しかし、今回の実証で使用するアクレモニウム糸状菌は、それ自体が分泌する複合酵素によって馬鈴薯でんぷん残渣を分解(糖化)するため、エタノール製造が可能である。無水化技術とは、エタノール中の水分を除去する技術である。

中国は自動車保有台数が飛躍的に増加しており、そのガソリン消費量も著しく増大する見通しだ。中国政府はガソリン消費量を抑えるため、2020年までにバイオエタノールを10%混合したガソリン(E10)を全土に普及させることを目標にしている。

その目標を達成するためには、十分な量の燃料用エタノールを製造する必要がある。一方、中国政府は食料価格の高騰を避けるため、トウモロコシ等の食料からのエタノール生産プラントの新設は禁止している。

そこで提案されたのが馬鈴薯でんぷんの残渣からのバイオエタノール製造であり、同事業の成果をショーケースとして、中国の東北地方を始めとした馬鈴薯産地での普及を目指す。

【参考】
NEDO - 中国黒龍江省で日中共同事業を実施へ

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