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アジアの廃棄物処理 国際会合で日本に多くの「オファー」

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8月16日~19日にモルディブで開催された「アジア太平洋3R推進フォーラム 第6回会合」において、環境省は廃棄物管理・3R分野における人材育成や法制度の整備、廃棄物発電技術のガイドライン作成、日系企業との協力などについて要請を受けた。

同会合は、アジア各国における3R推進による循環型社会の構築に向けた話し合いのため、「3R産業 ― アジア太平洋地域における資源効率社会および持続可能な観光開発に向けた次世代3Rの方向性」を全体テーマに、アジア諸国および太平洋島嶼国等の39カ国の政府、国際機関、援助機関、民間セクター、研究機関、NGOなど300名超の参加を得て開催されたもの。

議題は、アジア太平洋地域における3R動向と展開の進化、持続可能な都市とコミュニティ構築における3Rインターフェイスの有効化、小島嶼開発途上国(SIDS)における持続可能な観光産業、廃棄物と真水の関係など。

各国の政府要人から日本へ様々な協力要請が

この中で、小里環境副大臣は、8月16日(日)から20日(木)にかけて、モルディブおよびタイを訪問し、モルディブ・フィリピン・タイの政府要人と意見交換を行った。

モルディブのイブラヒム環境・エネルギー大臣は、廃棄物管理・3R分野における人材育成支援や共同セミナー、展示会の開催等の協力を日本政府に要請。

フィリピンのレオナス環境天然資源副大臣からは、廃棄物発電技術ガイドライン作成状況の説明とともに、日本の優れたノウハウを提供していただきたいとの要請があった。この上で、日本政府とフィリピン政府の両者は、今年11月のフィリピンAPEC首脳会議に向けて、事前に環境対話等を実施し協力を強化していくことで合意した。

タイのチャカモン工業大臣は、廃棄物発電の重要性を認識の上、廃棄物処理に係る法制度整備や適正な処理方法等において、より緊密な協力の要請があり、タイ・バンコク都のスクムバン都知事からは、日系企業の有する知見や技術を参考に、環境分野での具体的な協議を進めたいとの発言があった。

採択された議長サマリーの概要

日本が提案した「アジア太平洋3R白書」については、出版物の意義、目的、構成、データ収集など現在の検討状況が報告された。これに対し、参加者から賛同を得られるとともに、参加国に対しては同白書策定のための貢献が要請された。

また、モルディブ共和国政府によって、2つの調印式が開催された。99のモルディブ国内民間リゾート企業が、持続可能な観光開発とグリーンエコノミー実現を目的とした、「地域環境と海洋生態系の保護に向けた3Rと資源効率性の推進に関する宣言」(マレ3R宣言)に署名を行った。


「アジア太平洋3R推進フォーラム」は、1999年11月に日本からの提唱により、アジア各国における3Rの推進による循環型社会の構築に向け、アジア各国政府・国際機関・援助機関・民間セクター・研究機関・NGO等を含む幅広い関係者の協力の基盤となるものとして設立された。

3Rに関するハイレベルの政策対話の促進、各国における3R関連プロジェクトの実施促進、3R推進に役立つ制度面・技術面の情報の共有、関係者のネットワーク化等を目的としており、環境省は、国連地域開発センター(UNCRD)、開催国政府機関とともに毎回主催者となっている。

【参考】
環境省 - 小里環境副大臣のアジア太平洋3R推進フォーラム第6回会合(モルディブ)への出席及びタイ訪問について(結果概要)
環境省 - アジア太平洋3R推進フォーラム第6回会合の結果について

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