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太陽電池の国内出荷量、やはり陰りか 2015年4~6月は前年比14%減少

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太陽光発電協会(JPEA)の調べで、2015年度第1四半期(4~6月)における太陽電池モジュールの国内出荷量は、前年同期比14%マイナスの161万2,139kWとなったことがわかった。海外出荷量を合わせたモジュール総出荷量では6期ぶりに前年同期を下回った。

JPEAは31日、同期の日本における太陽電池の太陽電池出荷量を調査した結果を発表した。

国内出荷量、住宅用は前年同期比83%、非住宅用は86%

太陽電池モジュールの国内出荷量(161万2,139kW)のうち、住宅用は前年同期比17%減の41万1,970kW、非住宅用は前年同期比14%減の119万9,844kW。

非住宅用の内訳をみると、売電を目的とした500kW以上の出力の発電装置を対象とする「発電事業」向けが63万5,554kW(前年同期比3%減)で、オフィス、工場、学校、病院, 役所、公共施設等(500kW未満の地上設置を含む)を対象とする「一般事業」向けが56万4,290kW(同23%)で、特に一般事業向けの減少が目立った。

日本におけるモジュール総出荷量、6期ぶりに前年同期を下回る

国内出荷と海外出荷を合わせた、日本における2015年度第1四半期のモジュール総出荷量は173万7,578kW(1,737MW)で、前期(2014年度第4四半期)比61%、前年同期比87%となった。前年同期比でも前期比でも減少した。

太陽電池出荷量は、2012年度第3四半期から2014年度第4四半期まで、確実に前年同期を上回ってきたが、今期は前年同期比で10%以上の減少となった。

2014年度の太陽電池モジュールの総出荷量は、第1四半期が2,008MW、第2四半期が2,566MW、第3四半期が2,461MW、第4四半期が2,837MWとなっている。

日本におけるモジュール総出荷量における国内出荷量は約93%を占める。

2014年度 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
総出荷量 2,008,056 2,566,538 2,460,638 2,836,774 9,872,006
国内出荷 1,882,028 2,386,429 2,238,557 2,709,311 9,216,325
2013年度 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
総出荷量 1,663,833 2,112,384 2,063,065 2,786,095 8,625,377
国内出荷 1,653,873 2,074,637 2,042,703 2,774,519 8,545,732
2012年度 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
総出荷量 547,151 720,482 1,104,723 1,837,295 4,209,651
国内出荷 445,289 626,972 1,003,213 1,733,977 3,809,451
2011年度 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計
総出荷量 697,496 706,159 727,651 554,267 2,685,573
国内出荷 258,609 347,707 406,328 391,505 1,404,149

外国企業のシェアは33%、徐々に海外生産比率が増大

モジュールの総出荷量における日本企業/外国企業の比は67:33、国内生産/海外生産の比は34:66であった。海外生産比率は2014年度第1四半期61%、第2四半期63%、第3四半期65%、第4四半期65%であり、徐々にではあるが海外生産比率が増大している。

絶対量はまだ大きくはないが、欧米への太陽電池輸出、特に北米向けのセルが上昇傾向にある。

日本企業のモジュール総出荷量は116万2,407kWで前期比62%、前年同期比84%であった。セルの総出荷量は732MWで、前期比56%、前年同期比は88%となった。セルの出荷量をみると、外国企業のセルの出荷はなく、すべてのセルが日本企業から出荷された。

【参考】
JPEA - 太陽電池の出荷統計

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