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ソーラーパネルの自動清掃ロボに期待高まる 中東など乾燥地域での需要想定

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ソーラーパネルの自動清掃ロボに期待高まる 中東など乾燥地域での需要想定

香川大学発ベンチャー企業の未来機械(香川県)は、水を使わずソーラーパネルを清掃するロボットの事業拡大のため、第三者割当増資を実施する。新株はユーグレナSMBC日興リバネスキャピタル(東京都、ESL)が運営するリアルテック育成ファンドが引き受けることで合意した。投資はマイルストン形式で行われ、事業の進捗に応じた追加投資が確約されている。

この清掃ロボットは、ソーラーパネルの上を自動走行しながら、水を使わず清掃する。特殊な回転ブラシを内蔵しており、砂塵を除去する。大人が一人で持ち運ぶことが可能な軽さで、作業者がパネル上に置き、スタートスイッチを押すと掃除が開始される。内蔵バッテリーにより、連続で最大約2時間、標準的な条件で約400平方メートルの使用が可能だ。同社によると、海外の安価な労働力と比較しても、手作業での清掃よりコストが低減でき、炎天下でも効率的かつ安定した作業がのぞめることをメリットとしてあげている。

このロボットは、既に中東で試作機によるテストが実施されており、製品化に向けての開発段階にある。同社は、今回の資金調達により同商品の製品化を進め、2016年中に量産化したい考えだ。海外販売体制の拡充も図り、ESL及び関係各社から事業化体制の整備等についての総合的な支援を受け、2021年には売上高30億円を見込む。

現在中東諸国では再生可能エネルギーへのシフトとして大規模なソーラーパネルの設置プロジェクトが計画されているが、砂漠地域特有の砂塵がソーラーパネルに付着することによる発電効率の低下や、ソーラーパネル清掃のための水資源の確保が大きな課題となっている。水を使わず清掃できるロボットは中東諸国をはじめとする乾燥地域において需要拡大が想定される。

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