電気を100%、光に変換できうる夢の素材 京大・九大がさらに高性能化

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京都大学化学研究所は、九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センターと共同で、変換効率100%で電気を光に変換できる可能性のある、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)材料の高性能化に成功したと発表した。

有機エレクトロルミネッセンスデバイスは、電気を光に変える素子で、次世代のディスプレイや照明への応用が期待されている。今回開発された新材料は、実際に得られた最大の電気→光変換効率は100%、デバイス内部で生じた光を外部に取り出す割合である外部量子効率は29.6%になった。さらに、簡単なマイクロレンズからなる光取り出しシートを用いた結果、最大で41.5%という極めて高い外部量子効率が得られた。

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