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ASEAN+3環境大臣会合、日本は2030アジェンダを目標に新たな協力を表明

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第14回ASEAN+3環境大臣会合が10月29日(木)に、ベトナム・ハノイにて開催された。本会合では、日本、中国、韓国の3カ国からASEANに対する協力についての報告や、日中韓3カ国とASEANの間の環境協力の推進について議論が行われた。

会合にはASEAN諸国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)、日本、中国、韓国、ASEAN事務局が出席し、議長はグエン・ミン・クアン・ベトナム天然資源環境大臣が務めた。日本からは、鬼木誠環境大臣政務官他が出席した。

ASEAN+3環境大臣会合は、ASEAN諸国と日本・中国・韓国3カ国の環境協力を促進することを目的としており、2002年にラオスのビエンチャンにて第1回会合が開催されて以来、毎年開催されている。なお、先日10月8日にはマレーシア・クアラルンプールで第12回ASEAN+3エネルギー大臣会合も行われている

今回の会合で、ASEAN事務局から、ASEAN環境大臣会合が今後2年に1回の開催になることを受け、ASEAN+3環境大臣会合も同様に2年毎に開催することが提案され、承認された。次回のASEAN+3環境大臣会合は、2017年にブルネイにおいて開催される。

環境省が本会合の結果をとりまとめ報告している。概要は以下のとおり。

日本、中国、韓国の3カ国とASEANとの協力に関するレビューを実施

日本からは、ASEANとの協力において実施を支援し、本年6月に終了した第2期「環境的に持続可能な都市(ESC)に関するモデル都市プログラム」の成果や、第3期目の構想について説明した。また都市の低炭素化に資する協力施策として、二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)を通じての取組み、および今後の展望をはじめとする取組み等について紹介した。中国および韓国からも個別の協力について報告があった。

ASEAN各国からは、日中韓3カ国のASEANに対する協力に感謝の意が示されるとともに、今後も3カ国との協力発展を期待する旨の発言があった。

日本は2030アジェンダに取り組むための協力について提案

本会合では、今後の更なる協力分野について、日本から、本年9月に国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」に取り組むための協力に関する提案を行った。

具体的には、「環境的に持続可能な都市(ESC)」の実現をテーマに開催している「ESCハイレベルセミナー」を、同アジェンダに含まれる「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を視野に入れて発展させる。これにより、各国・各都市の経験や成功事例を共有するとともに、各国政府や国際機関等によるホストの下、アジアの各都市が参加可能な支援策・プログラムを紹介し、対策や行動の実現の支援につなげるための新たなプラットフォームとして日本が提供することとした。本提案については、各国の支持を受けるとともに、今後の取組みに期待する旨表明された。

2030アジェンダは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(Millennium Development Goals:MDGs)の後継として国連で定められた、2016年から2030年までの国際目標。MDGsの残された課題(例:保健、教育)や新たに顕在化した課題(例:環境、格差拡大)に対応すべく、新たに17ゴール・169ターゲットからなるSDGsを策定している。

【参考】
環境省 - 第14回ASEAN+3環境大臣会合の結果について

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