バイオガス発電でできた消化液(発酵残渣)、液肥として小麦に撒く実験スタート

  • 印刷
  • 共有
※画像はイメージです
※画像はイメージです

リナジェン(東京都千代田区)は、11月17日(火)および19日(木)の2日間、三重県多気郡多気町において、バイオガス発電施設で生じた消化液(発酵残渣)を液肥として地域の小麦栽培の農地に散布し、その生育を評価する大規模実証試験を実施する。

利用可能な作物や効果的な散布方法を探る

バイオガス発電では、バイオガス生産の副生物として消化液と呼ばれる発酵残渣が生じる。この消化液は窒素やリンといった即効性の肥料成分を含むことから、有機性の液体肥料(液肥)としての価値は非常に高く、欧米では一般的に農地利用されている。日本でも北海道を中心とした一部の地域では液肥として積極的に利用されているものの、多気町の近隣地域では散布事例が少ない。当地において、どのような作物に利用可能なのか、また液肥の効率的な散布方法は、といった地域における液肥利用手法の確立が、バイオガス発電事業化の鍵となっている。

続きは無料の会員登録(必須情報入力)完了後にお読みいただけます。

  • 環境対策・環境推進に役立つニュース記事が読める
  • 平日毎朝、自分の興味に合った最新ニュースをメールで受け取れる
  • 有料記事などに使えるポイントを貯められる
  • クリッピング機能で要チェック記事をストックできる

関連記事