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費用対効果もわかる! 電力自家消費・熱利用の「再エネ設備導入事例集」

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費用対効果もわかる! 電力自家消費・熱利用の「再エネ設備導入事例集」

11月25日、新エネルギー導入促進協議会(NEPC)は、再生可能エネルギーの電力自家消費や、熱利用設備を導入した事例について、「事例集」としてとりまとめウェブサイト上で公表した。

今回公開された事例集は、NEPCの事務局を務める「独立型再生可能エネルギー発電システム等対策費補助金」と「再生可能エネルギー熱利加速化支援対策費補助金」の交付を受けた諸企業の導入事例15件を、参考事例として分かりやすくまとめたもの。導入した機器や施設が写真付きで掲載されているほか、補助対象経費や補助金額、省エネ効果や事業者側からのコメントなども掲載されている。

事例集はNEPCの公式ウェブサイトから閲覧/ダウンロードできる。以下一部抜粋。

導入事例の紹介

川の水の温度差をオフィスの冷暖房に利用

関電エネルギーソリューション(大阪市北区)は、2011、2012年度の補助金を受け、中之島3丁目の新規需要先の空調に利用するため、既設の河川水利用地域熱供給プラントの増設工事を実施。

オフィス近辺にある堂島川の河川水を冷却水・熱源水として用いて、年間約17,000GJの熱をオフィスビルの冷暖房として活用する。河川水は大気と比べ、夏は冷たく冬は暖かいため、この温度差を利用することで、従来までの個別熱源方式と比べ約30%の省エネが達成している(2014年度実績)。

(写真左)ヒートポンプ、(写真右)オートストレーナ(濾過装置)

(写真左)ヒートポンプ、(写真右)オートストレーナ(濾過装置)

河川水(堂島川)の温度差エネルギーを活用

河川水(堂島川)の温度差エネルギーを活用し、第Ⅲ期はダイビル本館を中核としたエリアの冷暖房として利用する。

鶏糞の発酵処理時の熱を暖房に

ウェルファムファーズ(東京都千代田区)は、年間約630万羽の鶏を育成している。その最中に発生する大量の鶏糞は、これまでは発酵処理して堆肥化していたが、発酵過程の熱量の高さに注目し、その排熱を鶏舎内の暖房として利用することを考えた。

同社は2012年度の補助金を受け、一部の鶏糞を燃料とするバイオマスボイラ設備を導入。温水熱を活用した温風暖房を鶏舎内に配置することで、従来のLPガスによる暖房費用を四分の一に低減することに成功した。また焼却後の鶏糞燃焼灰は有機肥料の原料としても活用している。

(写真左)ボイラ、(写真右)鶏舎の暖房に利用

(写真左)ボイラ、(写真右)鶏舎の暖房に利用

鶏糞を燃料とするバイオマスボイラを設置して鶏舎内の暖房として利用。

鶏糞を燃料とするバイオマスボイラを設置して鶏舎内の暖房として利用する。


「再生可能エネルギー熱利加速化支援対策費補助金」とは、太陽熱・地中熱・バイオマス熱利用設備等の導入に対する支援を行う補助事業。「独立型再生可能エネルギー発電システム等対策費補助金」とは、自家消費向けの再生可能エネルギー発電設備等の導入に対する支援を行う補助事業だ。

NEPCは、これらの事業により2011年から冷暖房における再生可能エネルギー設備、2012年から自家消費向けの再生可能エネルギー発電設備の促進を図っている。2014年度までに、再生可能熱エネルギー設備に関しては473事業、自家消費向けエネルギー設備は273事業の設置が完了している。

【参考】
NEPC - 「再生可能エネルギー設備導入事例集」を作成しました。

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