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環境技術実証事業、今年は8分野で公募予定 省エネ照明・地中熱利用空調など

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環境技術実証事業、今年は8分野で公募予定 省エネ照明・地中熱利用空調など

環境省は1月21日~2月12日にかけて、環境技術の普及を促進し、環境保全を推進するため、平成28年度環境技術実証事業における実証機関を8分野の事業について公募すると発表した。

今回は実際の技術の募集ではなく、実証機関の募集。実証機関とは、環境技術実証事業において、実証試験要領案の作成から実証対象技術の企業などからの公募、実証対象とする技術の設定・審査、技術の実証、ロゴマーク・実証番号の交付事務などを行う機関。

また、今回公募される技術分野は以下のとおり。

募集する技術分野

中小水力発電技術分野

  • 想定技術数:4技術程度
  • 予算額:700万円以下

地球温暖化対策技術(照明用エネルギー低減技術)

  • 想定技術数:4技術程度
  • 予算額:490万円以下

自然地域トイレ屎尿処理技術

  • 想定技術数:2技術程度
  • 予算額:779万円以下

有機性排水処理技術

  • 想定技術数:2技術程度
  • 予算額:622万円以下

閉鎖性海域における水環境改善技術

  • 想定技術数:2技術程度
  • 予算額:543万円以下

湖沼等水質浄化技術

  • 想定技術数:2技術程度
  • 予算額:464万円以下

ヒートアイランド対策技術(地中熱・下水等を利用したヒートポンプ空調システム)

  • 想定技術数:3技術程度
  • 予算額:780万円以下

ヒートアイランド対策技術(建築物外皮による空調負荷低減技術)

  • 想定技術数:15技術程度
  • 予算額:910万円以下

先進的環境技術を「実証」し、普及を目指す

環境技術実証事業は、すでに適用可能な段階にありながら、環境保全効果などについての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的な環境技術を、第三者が客観的に実証する事業。

本事業によって、環境技術の利用者が技術の購入・導入するとき、環境保全効果などを容易に比較・検討することでより良い選択を可能に出来る。

さらに、環境省がシンポジウムや展示会などで広報活動をしてくれるため、事業者にとっても製品の売り上げ拡大につながる。

過去の実証済み技術

中小水力発電分野(らせん水車)

篠田製作所(岐阜県岐阜市)の「らせん水車」は、低落差、大流量に向いた水車。短い水路延長で作った低落差が使えるので農業用水路周辺のスペースにコンパクトに設置することができる。

本実証試験対象機器は、このらせん水車で永久磁石型発電機を駆動し、整流器・蓄電池を使った電圧制御と組み合わせることで、比較的安価に制御系を含めた独立電源システムとして組み上げたもの。

らせん水車

らせん水車

自然地域トイレ屎尿処理分野(スマートイノベーショントイレ)

ビオ・ミクト(島根県松江市)のスマートイノベーショントイレは、生物処理工程における好気処理および嫌気処理の2段階処理により、有機物などの汚濁物質のほか、窒素除去を可能にしている。

また、固液分離を確実にするため、沈殿槽を3段階で設計している。バイオチップを充填した反応槽に散布することで、処理水をより高度なものとしている。仕上げ処理された処理水は、トイレ洗浄水として循環使用する。

このように、先進技術を多数実証しており、事業者にとっては環境省から後援を受けられるうえ、利用者にとっても安心・安全な技術を選択できるようになる。

【参考】
環境省 - 平成28年度環境技術実証事業における実証機関の公募について

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